伝統風水では、実は家の中で一番重要視するのが「寝室」。
睡眠の「長さ」ももちろん大切なんですが、実は、睡眠の「質」がとっても大切。
寝室の風水がいかに整っているかで、寝ている間にエネルギーを補う・回復できる度合が全然違ってきます。
これは運気にも関わる重要なポイント。
「いくら寝ても疲れがとれない…」「最近ミスが多い」「なんだか空回りしている」という場合は、寝室の風水が悪く、睡眠の質が落ちてエネルギー不足になってしまっているのかもしれません。
よく寝室のカーテンや布団の色、鏡や観葉植物、ぬいぐるみはどうですか?という質問もよくいただきます。
そこで今日は、伝統風水でオススメする、良質な睡眠をとるための寝室の整え方、インテリアのOK、NGをご紹介します!
目次
寝室は超重要な「陰の空間」
実は、私達、伝統風水師が家の風水を整える時に、一番重要視するのが寝室なんです。
トイレやお風呂、リビング、キッチンではありません。
その理由は、
・一番長くいる場所になるから
・陰のスペースだから
風水の基礎となる「陰陽論」というものがあります。
陰陽の法則では、世の中には全てが陰と陽に分けることができる
陽よりも陰からの影響力のほうが強い
陰陽の法則の中で、上記のような特徴があります。
宅内に当てはめてみると、寝室が「陰」、リビングや玄関が「陽」です。
だから、陰の空間、つまり寝室から受ける影響というのが一番強いということ。
(滞在時間も長いですしね)
これを念頭において、寝室づくりをしていきます。
寝室のインテリア
NGなインテリア・置物
風水では「寝室は陰の空間、休むための場所」ということを考えると、
陽のもの、動きのあるものは置かない
というのが鉄則です。
どんなものが寝室の風水的にNGなインテリアかというと、
- 観葉植物
- 水槽
- テレビ
- 鏡
- スマホ
- 時計
- ぬいぐるみ、人物写真
などなど。
これらは、何かしら動きがあるので、無意識に人間の体が緊張してしまって、休まらないんですよね。
★観葉植物
観葉植物は一見動きがないんですが、植物は夜になると人間と同じように酸素を吸い、二酸化炭素を排出します。
だから、寝室の空気中の二酸化炭素が増えて、酸素が減ってしまうんです。
ごく微量にですけど、酸素が薄まるんですよね。
★水槽
水槽も、魚を入れていたりする場合は常に水が動いているとみなします。
また、そもそも水槽は置いて良い場所を選定するのがとても難しいです。
安易に置かないようにしましょう。
★スマホ
スマホも、電磁波が(良い悪いは別にして、)動きのある「陽」のものと考えるので、おすすめしません。
着信音や光も出ますしね。
できるだけ別室に置いておいたり、どうしてもの場合はできるだけ体から離したり、就寝中に光や音が出ないようにしておきましょう。
★時計
こちらも「動き」があるもの。
特に、秒針の音が出るものはNGです。
ただ、目覚まし時計は現代人には必須だと思うので、置くなら秒針の音がうるさくないものがオススメです。
例えばこちら!
秒針音を消そうと思うとデジタルが思い浮かびますが、パット見て時間をイメージできるように「時計はアナログが良い!」という方にはオススメ。
連続秒針であの「カチコチ」音がありません。
形状も丸みが合って、風水で嫌う「角」がなくオススメです。
また、「光で起こしてくれる目覚まし時計」というものも出ています。
セットした時間になると太陽のように光で自然に起こしてくれるタイプ。
一時、メディアなどでも話題になっていましたね。
光で自然に起きるというのは、自然の摂理に基づいているので、風水的にもおすすめです。
最初は光だけで起きることが不安という方向けに、大音量でアラームも鳴るように設定できるものもあります。
光の目覚まし時計はいろんなタイプが発売されていますが、どれくらい明るくなるのかが、自然な目覚めにはかなり重要。
朝日と同等の光の強さ (最大20,000ルクス) が出せるものがおすすめです。
★鏡
鏡は、自分が動くと鏡の中でも動きがありますよね。
だから「陽」のアイテムになります。
(だから、昔の鏡台は三面鏡などで閉じられるようになっていますよね。昔の人の知恵です。)
どうしても寝室に置きたい場合は、鏡に布をかけて置いてくださいね。
特に、自分が寝ている姿が見えるように置くのは一番NGです!
★ぬいぐるみ、写真
人形やぬいぐるみ、人の写真などは「目」がありますよね。
私達は「目」にかなり意識を持っていかれてしますんです。
これは、心理学、脳科学的にも言われていて、広告などでも利用されています。
ただ、目に意識がいってしまうと無意識のうちに体が休まらず、 寝室では おすすめできません。
個人的には小さい子が抱っこして寝る分には良いと思うんですけど…良質な睡眠のためには、あえて飾るのはオススメしません^^;
あとは、陰気が強すぎるものも良くないんです。
例えば仏壇。これはけっこう強い陰気アイテムです。
いくら陰の空間だと言っても、強まりすぎるのは良くありません。
オススメのインテリア
★ルームランプ
寝室の明るさについて様々な意見がありますが、人間は真っ暗だと安心できないという本能があります。(真っ暗な洞窟をイメージすると怖いですよね)
なので、自然の摂理に寄り添う伝統風水的には、ほのかな明かりを置くことをオススメしています。
でも、天井の豆球ではなくて、足元に置きましょう。
私は岩塩ランプを愛用しています。明るすぎず自然なほんのりした明かりで、安心感がありますよ^^
これなら和室でも洋室でも違和感なく馴染みます。
ヒマラヤにある鉱山の地下約1500m程から採掘した天然岩塩の結晶を加工してくり抜いたもの。100%天然素材で、独特の凹凸がキレイです。
人工感のある電球やLEDのように明るすぎず、優しく柔らかく寝室を自然に照らしてくれます。
そしてこちら↑はプレゼントでいただいて、私が持っているもの。
カピス貝の花びらが程よく壁に投影されて何ともおしゃれです。
ほんのりとした明かりですが岩塩ランプよりは明るいので、寝る前にストレッチをしたりリラックスタイムに良いかもしれませんね。
寝室のカーテンや寝具の色
よく風水的にはシーツは白が良い、女の子の部屋はピンクが良い、などの情報を見かけますが、寝室は陰の空間、寝るための空間ということを考えると陰の色が良いです。
陰よりの色というと、
黒や紺、青系などの落ち着いた色。
ただ、全部を黒くすれば良い!というわけではありません。
風水ではバランスも大切。
落ち着いた色合いを目指して、あなたのセンスでうまく取り入れてみてくださいね^^
また、「寝室の色」というと見落としがちですが、寝る時に身につけるパジャマも、陰のカラーを選んだほうが良いです。
また、寝ている間に私たちはエネルギーの補充、循環をしているので、そのエネルギーの流れを邪魔しないよう「天然素材、締め付けのないもの」を選ぶのがポイントです!
化学繊維のスウェットなどで寝ているという方は、これを機会に寝るときに身につけるものにもこだわってみましょう。
寝室の間取り、寝具
これまではインテリアなど、寝室に置くものを中心に伝統風水の観点から見てきました。
もちろん、寝室の間取り、寝る位置、布団やベッドの選び方なども非常に重要になってきます。
こちらもかなり深く詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてください。
家そのものの風水
最後は、建物自体の風水です。
そもそも家自体の風水が良いと睡眠時間が少々短くても、しっかりとエネルギーを充電することができます。
毎日8時間、休みの日は10時間も寝ているのにいつも疲れていた、という方が風水の良い家に引越しをしたところ、前よりも寝る時間が短いのにも関わらずスッキリと元気、という声も、良く聞きます。
ただ、家の風水に関しては、すぐにどうこうするのは難しいので、ひとまず頭に留めておく程度で大丈夫です。
(ですが、睡眠の質を高めてしっかりとパワーを充電するためにはとっても重要です!)
↓こちらでも、それについて書いています。
まとめ
今日は、寝室のインテリア、カーテンや寝具の色使いなどから、風水的に睡眠の質を高めるための寝室の整え方を書いてきました。
いかがでしたでしょうか。
NGなインテリアは寝室から撤去し、良いものを取り入れるなど、すぐに実行できるものは早速やってみてくださいね。
風水が整った寝室で眠るのと、悪い風水の寝室で眠るのとでは、疲れのとれ具合がぜんぜん違ってきます。
エネルギーがしっかり補充されると、日々の生活の中での「やる気、活力、判断力」などが上がります。
すると、ミスが減ったり良い判断ができることで、必然的にいわゆる「運が良い」という状態にいくことができるんです。
これが、風水を整えることの本当の意味。
ぜひ、まずは寝室の風水をしっかりと整えてみましょう!
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28 thoughts on “【寝室の風水】インテリア、カーテンの色、睡眠アイテム。おすすめとNGを公開!”
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