【産後の夫婦仲が悪化する原因】産後クライシスの対策とは

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【産後の夫婦仲が悪化する原因】産後クライシスの対策とは

「子供ができてから夫婦関係が悪くなった」
「産後の夫婦仲が最悪で…」
「子供ができてから夫にイライラしっぱなしで離婚も考えてしまう」

そういう相談や悩みは、本当によく聞きます。

実は、風水・四柱推命の基礎である陰陽五行や六神(りくしん)で考えると、多くの夫婦がなぜこのような産後の夫婦仲に悩みやすいのか、原因を知ることができます。

今悩まれている人も、今出産を控えていて、そんな噂を聞いている人も、是非知っておいてほしいなと思います。


知らないと怖い?産後クライシス

「産後クライシス」とは、2012年9月にNHKのテレビ番組で取り上げられたことがキッカケで広まった言葉です。
「クライシス=危機」、つまり出産を期に夫婦仲が急に悪化する状態のことを指します。

産後に夫婦仲が悪化する現象は、昔から知られていて、長年研究されてきた内容でもあるようです。

ベネッセ教育総合研究所が配偶者への愛情の変化を追った2011年の調査では、夫を「本当に愛していると実感」している妻は妊娠期に74.3%いものの、0歳児期には45.5%に減ってしまったそうです。

では、なぜこのような産後の夫婦仲の悪化が起こってしまうのでしょうか。


産後の夫婦仲悪化の原因

一般的には、産後のホルモンバランスの急激な変化、出産・育児による疲労、子育てに対する不安、ライフスタイルの変化など、いろいろな原因が複合して引き起こされていると考えられています。

①ホルモンバランスの変化

子供をもった女性はホルモンの影響で、「子供を守らなきゃ!」という意識が無意識に働き周りの人へ「敵対感情」をいだきやすいとも言われています。

そのため、ちょっと夫の言動や行動にイライラしやすい、という傾向があるんです。


②疲労によるエネルギー不足

出産は女性にとって本当に大仕事。
その後の授乳なども含めると、女性は出産によってエネルギー、血、腎精といった様々なエネルギーを消耗しています。

このエネルギーの消耗はやがて回復していくのですが、産後に無理をしたり栄誉がとれていなかったりすると、慢性的なエネルギー不足、血の不足、腎精の不足のから、精神的にもイライラしやすい、感情の抑制が効かないといったことになりがち。
(詳細はこちらのブログに!)

これが原因で、夫婦仲が悪化してしまう人は多いです。


③「イクメン」への認識とギャップ

このようにホルモンバランスやエネルギー不足でイライラしがちなところへ、追い打ちをかけているのが、世間で常識になりつつある「イクメン」という男性像。

育児に積極的に参加する優しいお父さん、という男性が当たり前、当然、という雰囲気になってしまっていることで、
「これくらいやってくれて当然」
「あの旦那さんは定時で帰宅して手伝ってくれるらしい」
というようなことになり、女性の不満がどんどん増えていく傾向にあります。


④男女にとっての「子供」の存在が違うから

産後、子供ができてから夫婦関係が悪化する…その原因の多くは

「相手にとっても子供が同じ存在だと考えてしまう」

ということ。

ここで、少し風水・四柱推命での基礎、「六親」のお話をしておきます。

【女性にとっての子供】

実は、「子供」という存在は、そもそも男女にとってそれぞれ違う存在なんです。 これは自然の摂理なので、人間である以上そうなっています。

下の六神(りくしん)の図をみてください。
世の中の物事は、全てこの六神の5つのエネルギーの関係で説明することができるんです。


女性にとっての子どもは「食神」の位置。
つまり、「自分が生み出したもの」「自分が生み出すもの」なんです。

単純に「出産する」ということもありますが、子供にエネルギーを直接与えているのは女性だということ。
だから、女性は幼い子どもに対して、手取り足取り世話をしますよね。


【男性にとっての子供】

一方男性にっての子どもは、「官」の位置。

「官」は社会的地位、責任、信用といったことを表すので、男性にとっての子どもは「社会的責任」と同じ意味をもちます

そして、官は「自分を縛る」ものでもあります。社会的地位が上がって責任ができると、制限も増えますよね。

つまり、子供は男性にとっては「社会的責任」であり、「自分を縛るもの」なんですね。

もちろん男性だって子供のことを可愛いとは思っているはずですが、女性のように手とり足取り世話をするというよりは、仕事をしている背中を見せるものなんですね。

そもそも「自分にとって子供がどういう存在なのか」が違うということは、関わり方も違ってくるということ。

女性にとっての子供は「自分が生み出すもの」で、男性にとっての子供は「社会的責任」。

この違いを理解していないと、女性からしたら
「どうしてそんな無関心なの!?」
「どうして私ばっかり」
「どうしてもっと協力的になってくれないの?」

という怒りが出てきてしまいます。


例えば、子どもが熱を出した時。
女性からすると、なんであなたも世話してくれないのよ!
子供が熱だしてるのに何で帰ってこないのよ!
ってなりがち。

(私も以前は、いろんな夫婦の話を聞いて、そのとおりだ!!って思っていました。)

でも、男性からしたら、自分が家に帰ったところで子供の熱は下がらないし…という感じ。
それよりは、しっかり働くことでお金を稼いだり、会社での信用を上げておくことが、今子供や奥さんのために、自分ができることなんですよね

子どもに対する考え方が、基本的に違う
それを知らないままでいると、お互いにイライラして、子どもが生まれたことで夫婦関係が悪化してしまうことは本当に多いです。


⑤男女の性質の違いを見ていない

そもそも男女は、その性質が大きく違っています。

陰陽で考えると、女性が陰、男性が陽。

陰は内向きのエネルギー、陽は外向きのエネルギー。
なので、女性の得意分野は「内を守ること、身近な人の体調などの変化を察知すること」など。
一方男性は「外で稼いでくること(昔でいうと狩猟)、広い視野、交渉事」などです。

だから、一般的には男性は外で働くことに適した体で、女性は子供を育てることに適した体になっています。
それに必要な能力も、それに見合うように備わっています。

だから、いくら男女平等といっても男性は育児や家事は苦手だし、女性の方が細かいことに気がつき、子供にも良い影響を与えられるようになっています。

今の男女平等という風潮ではそれを忘れてしまいがちなんですが、そもそも男性と女性では違うものなんだ、それぞれに果たすべき役割があるんだ、と理解しておかないと、夫婦仲は悪化しやすいです。

旦那さんには、育児よりも稼いできてもらうこと、会社でのステータスを上げることに力を注いでもらったほうが、長い目で見ると家庭は円満に回っていきます。


⑥子供への意識が強すぎる

産後に夫婦関係がうまくいかなくなってしまう夫婦に特に多い共通点は、

女性が子どもにばかり意識がいっている、常に優先順位が子どもが一番になっている

ということ。

もう一度、六神の図をみてください。
女性が子供ばかりに意識を集中してしまうと…


食神が官を弱める関係になっていますよね。

つまり、子供にばかり意識がいってしまうと旦那様を弱めることにつながるんです。

弱めるとは、言い換えると

旦那様への意識が希薄になる
旦那様を傷つけてしまう言動を無意識にとってしまう
旦那様のことが後回し、蔑ろになってしまう

というような状態です。

もちろん、子育てに必死な女性は、悪気があるわけではありません。

ですが、子供への考え方が生物的に違う以上、女性の「それくらい手伝ってくれて当たり前でしょ」とか「そんなこともやってくれないの」「子供のことで忙しいの」という言葉や空気が、旦那さんを知らず知らずの間に傷つけている場合が多いです。

また、女性が子供への出費や都合を第一優先にしてしまう行動も、夫婦関係がうまくいかない大きな原因となってしまいます。

もちろん女性だって必死でやっているんですけどね。

ですが、子供にばかり意識が集中してしまうと、自然の摂理上、必然的に旦那さんを弱めるという結果になってしまう、これが夫婦関係の真実です。

六神の循環が滞ってしまうから。


産後の夫婦関係悪化の改善・対策

ここまで、産後の夫婦仲が悪化してしまう原因を見てきました。
では、どのように対策をしていけば良いのでしょうか。


①原因を知ること

ひとつは、もちろん「知ること」です。
夫婦のお互いにとっての「子供」という存在の違い、男女の性質からくる得意分野や役割の違い。
そして、ホルモンバランスやエネルギー不足も関係しているということ。

これらを夫婦お互いが知っていることがベストです。


②男性は自分勝手にならない。仕事で結果を出す!

六親の関係を見ると、男性が自分の「我」を強めてしまうことは奥さんを弱める、傷つけることに繋がります

男性にとっての異性(奥さん)は「財」の位置に当たります。
だから、自分の「我」「欲」を強めて自分勝手になっていないか確認するようにしてみましょう

そして、しっかりと行動(仕事)して結果を出す、稼ぐ、ということで奥さんへのエネルギーを強めることができます。

もちろん奥さんからの本当のSOSは見逃してほしくないですし、コミュニケーションはしっかりとることは必要です。
が、あくまでも自分の役割は「家族のために結果を出すことだ」ということを忘れないでくださいね


③女性は旦那さんのためにお金を使ってみる

女性からすると、子供が生まれたばかりの時や手がかかるうちは、どうしても子供に意識が集中しがちですよね。

そんな時は、どうしたら夫婦関係を改善することができるのでしょうか。

子供に手がかかって余裕がない、旦那のために何をしてよいか分からない…そんな時は…

「お金」を使ってみましょう。

ポイントは、「お金」を「旦那さま」のために使うこと。


子供ができて、手取り足取りお世話をしている状態は、「食神」のエネルギーが高まっている状態。
このままだと「官」つまり女性にとっての異性、旦那さんを弱めてしまい、夫婦関係が悪化してしまいます。


だから、「財(お金)」を「官(旦那さん)」のために使うことで、食神がが官を弱めるエネルギーが緩み、エネルギーが官へと循環することで、官のエネルギーを高めてくれます。


だから、旦那様にちょっとだけ、お金を使うように心がけてみてください。
高価なものでなくて大丈夫です。

例えば、旦那様にだけ一品、料理を増やすとか、記念日や誕生日でなくても、たまに、大好きなお酒や大好きなコーヒー豆を買ってみるとか…。
(今はネットでも買い物できますしね)

そんな些細なことで、夫婦のエネルギーは循環しだし、夫婦関係はうまくいきます。
そのエネルギーの循環が、まわりまわって、必ずあなた自身を生み出してくれることになるから。


まとめ

産後の夫婦関係の悪化の原因、対策、いかがでしたでしょうか。

産後、子供ができたら夫婦関係も良い方に変化するのでは?と期待する人も多いですが、それは真逆なんですよね。

無意識でいると、必ず夫婦関係は悪化してしまいます。

だから、

・女性は体調的にもイライラしやすい時期であること
・そもそもの子供という存在が男女にとって違うこと
・男女の役割と得意不得意
・女性の意識が子供に集中したり、子供が最優先になることの意味

まずはこれを知ることが重要。

そして、知った上で、子供にばかり意識やお金をかけず、旦那様にも愛情とお金を注ぐ。旦那さんが喜ぶようなことにお金を使う。
男性は自分のことばかり考えないようにする、お金を稼ぐ。結果を出す。

こんなことを是非意識してみてくださいね^^

産後の素敵な夫婦関係は、意識して作り上げていいくものです。



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主に女性を対象とした四柱推命鑑定士。 和風水コンサルティングで 学んだ風水や陰陽五行の知識、そして自分が悩んだ経験を活かし 、悩める女性のサポートを行っています。 伝統風水師の嫁として、メディアで流行っているものではなく、「本物の」風水・四柱推命の知識をもとに発信しています。 詳しいプロフィール・ストーリーは、こちら♪
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