子育てをしていると、
母親とは?父親とは?
私の役割ってなんだろう
なんで私ばっかり
夫(妻)といる方が子供が楽しそう…
とか、いろいろ悩むことがあるかと思います。
本来の母親の役割、父親の役割を知っておくことで、そうした悩みやモヤモヤ、夫婦喧嘩もグンと少なくなります。
目次
母親と父親の違い
母親と父親の一番の違いは、「女性と男性」ということ。
この2つの違いは陰陽で考えるとわかりやすいです。
女性は「陰」の要素が強く、男性は「陽」の要素が強いです。
そのため、得意なことも違ってきます。
(陰陽について詳しくはこちらに↓)
陰の要素を得意とする女性は、内から家族を守ることが得意です。
そのために目の前の子供の様子を観察していち早くその変化を察知したり、子供が安心する柔らかい体を持っていたりします。
また、子育てをしていくために、周りの女性達とうまくコミュニケーションをとり、情報交換をします。
これに対して陽の要素を得意とする男性は、外から家族を守ります。
そのため昔でいうと外で狩りをしてくる、今でいうと外で稼いでくるための体力や客観的にものを見たり、交渉したり空間を認識する能力に長けています。
他にも、男女では色の見え方や耳の聞こえ方、危険を前にした時の反応、声の高さ、口数など、様々な違いがあり子供への影響も変わってきます。
母親の役割
安心、安らぎを与える
特に月齢の小さい子供にとって、お母さんは特別な存在です。
これは、父親にも祖母にも代わることはできません。
母親の匂い、抱っこされた時の柔らかい感触、男性よりも高く優しい声…これらの要素が、子供に安心感を与えます。
安心して過ごせることで、子供の情緒の安定や大人への信頼、愛情の形成などにつながっていきます。
そっと寄り添う
陰陽で「陰」の存在である母親の子供に対する関わり方は「日常」「ただ寄り添う」というスタンス。
男性は「その瞬間を楽しませる」という非日常的な関わり方をするのに対し、母親は常に寄り添ってあげる、ただそれだけで子供に安心を与えてあげることができます。
言葉の発達を促す
女性は、基本的に男性よりも口数が多いです。
それは、大昔から女性が横のつながりを大事にして協力して子育てなどを行ってきたということにも繋がっています。
子どもは、そんな大人、特にそばにいてくれる母親の言葉を毎日聞くことで、言語が発達していきます。
感情を教える
女性は男性よりも「感情」を出す生き物です。
子供への愛情の注ぎ方、表し方も、男性よりもダイレクトに伝えますし、伝わりやすいです。
また、父親と母親の叱り方も違っていて、男性は理屈で、女性は感情で叱る傾向があります。
どちらも、大切な要素ですよね。
こうやって、子どもは理屈と感情のバランスを学んでいくことができます。
父親の役割
お父さんの中には、子供とどう接してよいかわからない、だから子供の面倒をみるの億劫だという人は結構多いです。
子育てにおける父親の役割とは、何なのでしょうか。
お母さんと子供の生活と心を守る
子供が母乳を飲んでいたり、まだ歩けない時期、喋れない時期は、母親は一日に何度も、昼夜問わず授乳をする時期もあり、睡眠不足などでクタクタになってしまいがち。
この疲れている母親の心と体のケアをするのが、この時期の父親の役割だと思います。
たまには母親が眠ったりゆっくりお風呂に入る時間を確保してあげたり、気分転換できる時間を作ってあげましょう。
また、安心して生活できるように経済的に家庭を支えることも父親の重要な役割です。
理性・理屈を教える
陰陽で「陽」の存在である男性は、感情で考えることの多い女性よりも「理屈」で考えるのが得意です。
物事を正しく判断するためには、理屈で考え、理性を働かせることが必要不可欠。
父親は、これを教えてあげることが役割と言えます。
背中で見せる
女性は子供と一緒に過ごしたり、手足を動かして実際に子供のお世話をする、という関わり方。
これに対し父親は「働いている様子や責任を負っている様子を背中で見せる」という関わり方がベストなんです。
これは六神でみても一目瞭然。
女性にとっての子どもは「食神」で、自分が行動を伴って生み出すもの。
男性にとっての子どもは「官」で、社会的地位や信用の位置にあります。
社会生活での責任の大切さや、自分をコントロールするということを、背中を見せながら教えてあげるのが、父親の役割です。
非日常の楽しみを提供
陰陽で陽の存在である父親は非日常という陽の関わり方が得意です。
いつも寄り添うというよりは、普段はできないような動きのある遊びだったり、遠くにいったり、高い高いをしたり…その瞬間を楽しませてあげるという関わり方が得意。
よく0歳くらいの赤ちゃんのお母さんに「いつもお世話してあげている私といるよりも、父親といる時にケラケラ笑って何だか妬ける」という方がいます。
これは、日常と非日常という関わり方の違い。
「夫は時間がある時だけ遊んで、私はいつも見てるのに…」というお母さんの愚痴が聞こえてきそうですが、それが本来の生き物としては正しい接し方。
子供にとってもそれがベストなんです。
それぞれの役割があるんですね。
父親と母親は対等!でも別の生き物
近年顕著になっている「男女平等」「ジェンダーフリー」という考え方。
私も、男女は「対等で公平」でなければいけない、とは思っていますが、男女「平等」となると、どちらも同じ役割をこなす必要が出てきてしまいます。
この男女平等が、現代の子育てを難しくしているなぁと感じることが多々あります。
子供が安心するのは母親
赤ちゃんは小さい時ほど高い声を好みます。
そのため、お父さんよりもお母さんの声のほうが安心します。
また、抱っこした時の体の柔らかさも違います。
匂いも違います。
おっぱいをくれるかどうかも、違います。
小さいうちの子どもは、男性だけとずっといると安心感が得られず、ストレスを感じてしまうと言われています。
このように、特に月齢が小さいうちの母親というのは、子供にとって特別な存在なんです。
父親の存在は必要不可欠
こういうふうに書くと、お父さんが拗ねてしまいそうですが、上で紹介したように、父親には父親にしかできない役割があります。
これは、母親には本当の意味で代わりをすることができません。
このように、お互いの違いと役割を理解する事で、円満で素敵な子育てをすることができます。
まとめ
父親と母親の違い、子育てにおける役割について少し長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。
母親には母親にしか出来ない関わり方、父親には父親にしか出来ない役割があります。
これは男女の性質の違いからくるもの。
こうした違いをお互いに知っておくことで、父親と母親の間で揉めることも少なく子育てが円滑に進みますし、何より子供が幸せに過ごすことができます。
それが、人間に本能としてインプットされた役割だからです。
一番、ストレスがない状態。
今の時代は共働きを余儀なくされている人もいますし、昔と違って実家や近所に子育ての助けがもらえない状態でもあるため、父親もオムツを替えたりミルクをあげたり、母親の息抜きのために、子供の面倒を見るということは大切だと思います。
ですが、そもそものお互いの役割をお互いに理解していれば、お互いに感謝しながら協力できます。
子供にとって、お父さんもお母さんも、どちらも欠けてはいけない存在。
お互いがそうした自信と誇りをもって、また助け合っていく。
ぜひ、そんな素敵な夫婦になって子育てしてくださいね^^
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