ストレスがたまったり、イライラしたり、疲れてくると「甘いものが食べたーい!!」となる方、多いですよね。
健康やダイエットにも良くないしやめたいのに、どうしてもやめられない…ってなりますよね。
私も以前はそうでした。
実は、この対策は「我慢」ではなく「食べること」なんです!
なぜ甘いものが欲しくなる?
なぜ、ストレスが溜まった時や疲れた時に甘いものが無性に食べたくなり、止まらなくなってしまうのでしょうか。
一つには「甘い」という味の性質にあります。
薬膳では「甘味」には
・痛みを軽減する
・気持ちを緩める
・エネルギーを補給する
という力があります。
ですので、ストレスが溜まっている時や、体が緊張した後、疲れた時などは、体が甘いものを求めるのは、自然なことなんです。
ですので、抑えられない食欲を責める必要はありません。
ですが、砂糖がたっぷりのお菓子などをバクバク食べてしまうと、体の不調のもとになりますし、砂糖の甘みには「もっと食べたくなる」という作用もあります。
しかも、これは体の状態がストレスやエネルギー不足などで弱っている時には、余計に抑えがたい衝動となって現れます。
なので、ストレスが溜まっているときには、甘いものをやめたいのに止められない、過食してしまう、という負の連鎖に陥ってしまうんです。
では、どのように対策すれば良いのでしょうか。
【対策】甘いものはこれを食べよう
ストレスが溜まって甘いものが食べたい!となった時に砂糖たっぷりのお菓子を食べ始めてしまうと、止められなくなってしまうのは、当然なんです。
これを、やめようとするのは至難の業。
我慢することで、逆にストレスがたまってしまうことも多いです。
そんな時は、まず砂糖たっぷりのお菓子ではないもので「甘み」をとるようにしましょう。
実は、薬膳、東洋医学の世界では様々な食物が酸味、苦味、甘味、辛味、塩味、という「五味」に分類されています。
そして、意外に多くの食べ物が「甘み」に分類されています。
まずはそれらを取り入れた食事をしっかり食べて、それからまだお菓子を食べたい場合は、大好きなお菓子を厳選して食べましょう♪
「甘み」の食べ物は、以下のようなものです。
果物全般、にんじん、さつまいも、じゃがいも、山芋、きゃべつ、白菜、小松菜、ほうれん草、トマト、豆類、豆腐、きのこ類、ナッツ類、ゴマ、米、そば、とうもろこし、鮭、鯖、カレイ、エビ、鶏肉、卵、牛肉…など
けっこういっぱいあります。
お鍋などは、手軽に上の食材をたくさん取り入れられますよね。
おやつ時には、ナッツや果物、さつまいもなどを取り入れてみましょう!
また、最近では炭水化物を抜くダイエットなどからエネルギー不足になり、よけいに「甘いもの」がやめられないほどの衝動を感じてしまう人が多いです。
まずは、しっかりとお米を含む食事をとることで、甘いものがやめやすくなります。
まとめ
なぜストレスや疲れなどで甘いものがやめられなくなるのか。
その理由は甘いもので体の緊張を緩めたり、気持ちを緩めたり、エネルギーを補給したいという体からの欲求です。
なので、無理に甘いものをやめようとすること自体が、ストレスになってしまいます。
そんな時は、同じ「甘いもの」でも砂糖たっぷりのお菓子ではなく「甘み」に属する別の食べ物をしっかりと食べることで、体の欲求を満たすことが出来ます。
お菓子は、その後。
そうすると、あまりお菓子が欲しくなくなったり、少しで満足できることが多いです。
普段から食生活が偏っていたり、ダイエットなどで上記のような食べ物が不足していると、少しのストレスや疲れを感じただけでも、甘いものが食べたくてしかたない、やめたいのにやめられない、といったことになりやすいです。
ぜひ普段から心がけてみてくださいね。
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