あなたは、自分のことをどれだけ知っていますか?
実は、人はなかなか自分のことを客観的にみることができません。自分のことはわかっていると思っていても実際2割程度しかわかっていないと言われています。
四柱推命は、自分のことを客観的に知ることができるツールです。
四柱推命の命式をいろいろな角度からみることで、その人の様々な面が見えてきます。
今日は、五行のエネルギーバランスから自分を知る、その中でも「五徳(五常)」という見方でお話していきます。
目次
五徳とは
物事はすべて、木火土金水の五行に分類することができます。
「徳」もそうです。
徳というと、「何か良いことをする」というイメージを持っているかと思いますが、実は五種類に分類することができます。
表の一番下の段にある五常(五徳)と呼ばれ、儒教で説かれている徳目で、仁礼信義智の5つです。
木:仁は「人のために」
火:礼は「感謝の気持ち」
土:信は「信じる」「心と言葉の一致」
金:義は「カタチを大切にする」「自分を犠牲にする」
水:智は「知識、知恵」
を意味します。
一人ひとり、これらのうちどれが一番強いのか、どこが弱いのかというバランスが違います。
例えば木のエネルギーが強い人は、仁「人のために」という行動が無意識のうちに強くなるということですね。
このバランスを知ると、その人の行動基準や失敗しやすい部分などがわかってきます。
それぞれの特徴・性格
基本的に、バランスがとれている状態が吉ですので、多すぎても少なすぎてもよくありません。
例えば「人のために」が強すぎても、良くないということですね。
それでは、どのエネルギーが強いとどのような性格、考え方で、どこで失敗しやすいのかを見ていきましょう。
・木のエネルギー「仁」
仁「人のために」が強いと人は弱くなってしまいます。
利用されてしまったり、人のためにばかり動いて自分のために動けなくなってしまうんです。
また、「せっかくやってあげたのに!」とイライラしてしまうこともあります。
「人のために」が弱すぎると、ご想像どおり、自分のことばかり考えて行動してしまいがちになります。
・火のエネルギー「礼」
礼「感謝の気持ち」が強いのは一見良さそうですが、強すぎたり少なすぎる場合、 媚びへつらってしまう一面があります。
感謝の表し方が下手で、過剰に表しすぎたり、逆に相手に気持ちが軽いと見られてしまうんですね。
礼が少なすぎると、表面の出来事にしか感謝していなかったり、当たり前と思ってしまうところがあります。もっと相手がやってくれた行為の深いところをみるようにすると良いかもしれません。
・土のエネルギー「信」
信は「自分や他人を信じる」「心と言葉を一致させる」という意味合いがあります。
信が強いと「この人は良い人そう」と他人をすぐ信用して騙されてしまったり、自分を信じすぎる、または自分を信じられず承認欲求が過剰になってしまいます。
また、土のエネルギーが強すぎる、少なすぎるという人は「心と言葉が一致していない」という人が多いです。つまり、「言っていることと思っていることが違う」ということ。
思ってもいないのに「すごいね!」「かわいいですね!」「そんなことないよ」と褒めたり安易に慰めたりすることもその一つです。
・金のエネルギー「義」
義が強すぎる・弱すぎる人は「カタチにこだわりすぎる」という一面があります。体裁ばかりを気にしてしまうようなイメージです。
逆に、最低限のカタチ(体裁やルールやマナー)もどうでも良い、となってしまう場合もあります。
また、自分のことを犠牲にするという部分が出すぎてしまい、必要以上に自分の時間を削ったり、無意味に相手につくしてしまう面もあります。
・水のエネルギー「智」
バランスがとれている状態であれば知識を入れて、応用して使う力が備わっているということなのですが、 智が強すぎる人は、知識に頼りすぎてしまったり、知識をいれるばかりでそれに振り回されてしまったりします。
智が弱すぎる人は知識を入れることが億劫だったり、入れた知識を応用する力がなかったりします。
バランスをとるには
一見どれも、あればある程良さそうな五徳ですが、「過ぎる」ことは風水や四柱推命では良くないとされています。
多すぎても少なすぎても、ダメなんですね。
なので、自分がどこが多すぎてどの部分が足りないのかをまず知ることが大切です。自分の中では、それが当たり前になっていて、なかなか見えないものです。
自分ではできているつもりでも、人と比べると足りなかったり、変な方に働いていることは本当に多いです。
私の場合は土が多い、つまり「信」がとても強いです。過剰に多い!
そのため、人をすぐに信用してしまい、「その人が言っているから大丈夫」というふうに何でも信じてしまうというところがあります。
また、自信がなくて自分で自分を認めてあげられないので、承認欲求が異常に強く働いてしまっていることもありました。
自分の命(めい)を知ったら、次はバランスをとることが重要です。足りないところや過剰なところを意識して日々の生活の中で、気をつけていきます。
その時、バランスがとれている人の真似をすることが一番わかりやすいかもしれません。例えば、私の場合土つまり「信」のエネルギーが過剰なので、信のバランスが良い人を探します。
人をむやみに疑うわけでもなく、むやみに信じるわけでもない。自分を信じる力もあるけれど、自信過剰をにもならない。言葉と心が一致している。
そういう人のバランス感覚を真似してみると良いかもしれませんね。
まずは、きちんと自分の足りないところ、過剰なところを知るだけでも随分変わってきます。その上で、それが出ていないかどうか日々気をつけていく。
自分を知る。全てはそこからはじまります。
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3 thoughts on “四柱推命で自分を知る。五行の使い方【五徳】”
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