高麗人参って体に良さそうとは思うものの、「苦い」「まずい」というイメージからなかなか手が出ない人も多いのではないでしょうか。
今日は、高麗人参の食べ方の一つとして「蜂蜜漬け」をおすすめしたいと思います!
高麗人参と蜂蜜の相乗効果、そして蜂蜜漬けの作り方、食べ方まで紹介したいと思います♪
目次
高麗人参の成分と効能
高麗人参は、漢方薬の代名詞というほど有名ですよね。
東洋医学では「気血を補い、滋養強壮にいい」ほか、様々な効果があるとされ、重宝されてきた漢方です。
体を温め、弱った体を元気にしてくれる「補強」の作用があります。
高麗人参の栄養成分として最も注目すべきなのは30種類もの「サポニン」です。
サポニンは、
・細胞や内蔵の働きを活発にする
・気持ちを落ち着け、ストレスを緩和する
・血行改善→冷えやむくみを改善
・コレステロール値を下げるため高脂血症・動脈硬化・心筋梗塞などの予防
・血糖値を下げる
・ホルモンバランスを整える
・生理痛や更年期の不定愁訴の改善
などの働きがあるとされています。
また、
・肝機能の改善や性機能を強化する必須アミノ酸の一つ「アルギニン」
・活性酸素を撃退するSOD酵素の力を高め、免疫力を強化する働き「ゲルマニウム」
・マグネシウム、カリウムなどのミネラル成分
なども、とても豊富に含まれています。
蜂蜜の効果効能
はちみつの東洋医学的効能は
・胃腸を丈夫にして機能を高める
・潤す作用があり、乾燥症状を改善する
・胃腸の痛みを緩和する
・解毒作用がある
・便秘改善
・虚弱体質の改善
といったものがあります。
現代の研究でも
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル分、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなどのビタミン群、アミノ酸 、ポリフェノール、有機酸などの様々な成分が含まれていることがわかっており、
・抗菌作用、抗癌作用
・免疫力を高める
・疲労回復
・美肌、美容
・老化防止
といった嬉しい効果があると言われています。
高麗人参と蜂蜜の組み合わせ
このように、高麗人参も蜂蜜も弱った胃腸を助けてくれたり、体を潤す作用があります。
そのため、エネルギーや血が足りず疲れやすい人、冷え性、乾燥しやすいといった人にはおすすめの組み合わせです。
また、蜂蜜が高麗人参の独特の苦味や匂いを和らげてくれます。
蜂蜜漬けの作り方
昔は大切な保存食でもあった高麗人参の蜂蜜漬け。
高麗人参のエキスが溶け出したはちみつは、とても手軽に使うことが出来ます。
粉末ではなく「生高麗人参」が手に入ったら、ぜひ作ってみてください^^
【高麗人参の蜂蜜漬けのレシピ】
・生高麗人参
・蜂蜜
①高麗人参を2ミリほどの薄さにスライスする
②3倍量ほどの蜂蜜に漬け込む(人参100グラムなら蜂蜜300グラムが目安。だいたいでOK!)
超簡単ですね!
※保存用のびんは熱湯消毒しておくと安心です。
※大きめのビンを用意しましょう。
※漬け込み期間は1~2ヶ月
※切らずにそのまま漬ける場合は半年ほどかかります。
※スライスしてから一晩乾燥させておくと、独特の匂いや苦味が軽減します。
ちなみに我が家はこちらのものを購入しています^^
高麗人参の蜂蜜漬けの食べ方
普通に蜂蜜としてトーストやヨーグルトに使う他、少し苦味があるため、焼酎やウイスキーで割る、紅茶やホットミルク、生姜焼きなどの料理に入れるなどすると取り入れやすいです。
高麗人参自体も食べられます。
そのままでも食べられますし、サムゲタンなどの料理に入れてみても良いですね!
高麗人参の注意点
日本では高麗人参をはじめ、漢方は「万能薬だ」「天然物だから安全だ」と過信されている風潮があります。
ですが、やはり体質によって合う合わないがありますし、摂り過ぎは毒になります。
これはどんな食材でも同じです。
高麗人参などの漢方薬として使われるものは特に単体での効能が強いため、その使い方にも注意が必要です。
高麗人参は「気を昇らせる」「体を温める」「補強食」「潤いを取り込む」という作用があるため
・蛋白尿
・じんましん
・腎炎
・発熱
・むくみが酷い
・頭痛
・高血圧
・基本暑がり、赤ら顔
といった人は、高麗人参が合わない体質の可能性があります。
高麗人参を漬けた蜂蜜を少しずつ楽しむくらいは大丈夫かと思いますが、これから積極的に漢方を取り入れてみたい方は、漢方医の方に自分に何が合っているかを相談してみてくださいね^^
まとめ
今日は高麗人参を生活に取り入れやすくする食べ方として、蜂蜜漬けをご紹介しました!
高麗人参の効能と、蜂蜜の効能が合わさり、体に嬉しい効果がいっぱいの蜂蜜漬け。
簡単に作れますし、蜂蜜漬けとしても販売されていますので、自分に合いそうだなという体質の方は、ぜひ手軽に楽しんでみてくださいね!
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