湯船にゆったりつかるとリラックスしますし、疲れもとれますよね。
その入浴効果をさらに高めたり、嬉しい効果をプラスしてくれるのが「岩塩」なんです。
入浴剤はどれも一緒ではありません。
実は、ぜひお風呂に使ってほしい岩塩だからこその嬉しい効果があるんです。
今日は、そんな効果や使用量、注意点、おすすめの岩塩をお伝えします!
目次
お風呂につかることの効果
そもそも、湯船につかることは、どういう効果があるのでしょうか。
冬であれば、体を温めるためにお風呂に入る人も多いでしょうが、夏はシャワーで済ますという人も最近は増えています。
私達の体は、お風呂につかることでリンパや血液の流れが良くなります。
東洋医学で、私たちの体は気血水(気:エネルギー、血:血液、水:血液意外の全水分)のバランスを保ち、それぞれが循環することで健康な体を保っていると考えます。
*気血水についてはこちらを御覧ください↓
気・血・水はお互いに関連しあっていて、どこか一つが滞ってしまうと、それに引っ張られて他の部分も滞ってしまいます。
これらの滞りがあると、代謝が悪くなってダイエットや美容、健康面、精神面でも不調が発生してしまいます。
お風呂で湯船につかって血液(血)やリンパ(水)の流れがよくなることで、気の巡りも良くなります。
そうすると、疲れや老廃物、鬱々とした感じなどが解消されていきます。
忙しく一日を過ごしていると、どうしても体のどこかで滞りが発生します。
だから、毎日湯船につかって気血水の流れをスムーズにしてあげることは、健康、美容、ダイエット、開運にもつながってきます。
(運を上げるということは、エネルギーをしっかりと循環させ、高めるということなんですよ。)
お風呂に岩塩を入れる効果
そんな入浴の効果を高めてくれるのが、岩塩です。
いまや様々な入浴剤が売られていますが、中でも岩塩をおすすめする理由をご紹介します。
①気の循環を阻害しない
今はいろんな入浴剤が売られていますが、どうしても「人工的なもの」が入っていることが多いです。
人工物がダメ、ということではないんですが、「気」を循環させようとする際には、できるだけ天然のものを使いたいんです。
化学的なものは、気の流れを止めてしまうから。
こちらにも詳しく書いています。
<ホホバオイルのある生活~自然のものを使う理由~>
気が循環すると、イライラした気持ちや鬱々とした気分なども解消してくれます。
②発汗効果
岩塩を入れてお風呂につかることで、発汗効果が4倍になると言われています。
お風呂に岩塩を入れることで塩分濃度が体内の塩分濃度よりも高くなります。
この塩分濃度の差ができることによって浸透圧がはたらき、体の水分が汗となって出ていくため、このような発汗効果が高まるんです。
むくみなどの悩みを抱える方は、水分の排出、余分な水分の滞りが緩和されます。
③保温効果
岩塩をお湯に溶かすことによって、日本の温泉でも多い「塩化物泉」と同様のお湯を作ることが出来ます。
「塩化物泉」とは、塩化ナトリウム(=塩)が主成分になっている温泉のこと。
この塩が皮膚を膜で覆った状態になるため、保温効果が上がり、湯冷めしにくい状態にしてくれます。身体の芯まで温まり、保温効果でポカポカとした温かさが長続きします。
そのため、岩塩をバスソルトとして使用することは冷え性の方、冷えからくる痛みやこわばりなどの不調を抱える方にも、おすすめです。
血流も良くなるので、同時に気血水(エネルギー、血液、リンパなど)の滞りが解消され、精神面、代謝、免疫力、美容面に不調を抱えている方にも良い効果があります。
④肌に優しい
水道の水をお風呂に使っている、毎日新しいお湯を使っているという方は多いと思いますが、実はこのままのお湯に入ってしまうと、お肌にはあまり良くないんです。
日本の水道水は特に、ほとんどミネラルの含まれない軟水で、不純物もほとんどない、きれいなお湯。
特に一番風呂は一見気持ちよさそうな感じがするのですが、不純物の含まれないきれいなお湯だと、お風呂のお湯よりも体の塩分濃度の方が高くなります。
すると先程も出てきた浸透圧の関係で、 肌内に水分が移動します。
指がふやけるなどするのはこのためです。
この水分の移動が、肌への刺激になっていると言われています。水道水には塩素なども微量に含まれていますしね。
そのため、敏感な方だと一番風呂はピリピリしたり、肌の弱い方は肌荒れを起こしたり赤くなったりしてしまいます。
そこで、岩塩を入れることでお湯野中のミネラル分が豊富になり、これを回避することができるんです。
他の入浴剤でもお湯の中の成分を増やす、という意味では同じなんですが、やはり天然なもので気の巡りを阻害しないようにしたいですね。
⑤美容・ダイエット効果を高める
そもそも入浴することは体を芯から温め、気血水の循環が良くなり、
・内臓も温まることで代謝も良くなる
・血流、リンパの流れがスムーズになることで老廃物を流しやすくなす
という効果があります。
その結果、エネルギーが全身にめぐり、血液にのって栄養が全身を巡るようになることで肌の調子が良くなったり、ダイエットにつながります。
そんな普段の入浴時に岩塩を入れることで
・体を温める作用
・発汗作用
・香りやお湯がまろやかになることによるリラックス効果
・ 疲労回復作用
といった作用・効果が高まることによって、美容やダイエットへの効果も高まることが期待できます。
お風呂に入れる岩塩の使用量
岩塩を入れる量は、あまり厳密に計る必要はありません。
目安としては30~50グラム程度。
片手で軽く一掴み程度ですね。
多く入れるほど発汗作用が高くなるので、特に汗をかきたい、いつもよりしっかりと温まりたいという日などは少し多めに入れてみても良いと思います。
あとはお湯の量や(ブラック岩塩の場合は)香りの具合など、お好みで調整してみてください。
岩塩で入浴する際の注意点
★水分補給はしっかりと
発汗作用が強いため、入浴の前後にしっかりと水分補給をしましょう。
★体質による注意
普段から「疲れやすく気力がない」「貧血気味」という方は、汗をかきすぎることはよくありません。
そういった体質の方は気血水でも出てきた「気(エネルギー)」が不足していることが多いのですが、もともと少ない「気」が汗と一緒に失われてしまうからです。
そういう方はぬるめのお湯に10分ほどつかるなど、少し汗をかきだしたな、しっかり温まったなというくらいで十分です。
必ずしも汗をたくさんかくことが健康、ダイエットにつながる、とは限らないので、無理に長風呂はしないようにしてくださいね。
私もこのタイプなので、リラックスすること、体を芯から温めることを目的に岩塩風呂を楽しんでいます^^
★浴槽、追い焚きには注意
一般的な浴槽なら大丈夫かと思います。
(我が家では入浴後たまに洗い流すのを忘れることもありますが、問題ありません。)
ですが素材によって、または高濃度の岩塩での入浴後に放置していると、錆びてしまうこともあります。
入浴後は水をかけて塩を洗い流すようにしましょう。
また、追い抱き機能のついたお風呂は、中に塩分が回ってしまうと錆びてしまい、故障の原因になることもあるようです。
メーカーによっては大丈夫なように素材が工夫されているところも増えてきているようですが、は追い焚きを使用しないほうが無難かも知れません。
ぜひ、岩塩の良いところと注意点を知って、岩塩での入浴を楽しんでくださいね。
おすすめの岩塩
一口に岩塩といっても、実はいろいろな種類があります。
なかでも、ヒマラヤ岩塩を私も愛用しています。
岩塩は本来、自然の中で生成される過程でナトリウム以外のミネラル分がとんでしまうのですが、ヒマラヤ岩塩は豊富に含まれているのが特徴です。
ヒマラヤ岩塩とは、パキスタン、ネパール、チベット、インド産の岩塩の総称です。塩の結晶の格子数や、岩塩に含まれるイオウの量やミネラルの種類などで、ピンク色や、赤色、黒色、白色などの様々な色があります。
・ブラック岩塩
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ブラック岩塩は特に、カルシウム、鉄、マグネシウム、硫黄、マンガン、ナトリウム、カリウムなどの天然のミネラルを豊富に含んでいます。
硫黄を含んでいるというのが一番の特徴で、あの独特な温泉の香りを楽しむことができます。
また、もっとも発汗作用が高くなっています。汗をたくさんかきたい時、温泉気分になりたいときはオススメです。
・ホワイト岩塩、ピンク岩塩、レッド岩塩
これらの岩塩は、ナトリウム、カルシウム、カリウム、鉄、マグネシウム、マンガンなどが含まれています。成分の配分によって色がかわってきます。
ヒマラヤ岩塩 ピンクパウダー(粉末) (2kg)ブラック岩塩と違い、香りは特にありません。
そのためアロマオイルと一緒に使用して好みの香りを楽しむことも出来ますし、ご家族がいる場合も香りの好みを心配する必要もありません。
見た目にも可愛く、気分で使い分けるのも良いですね。
こちらの商品はパウダータイプなので湯にもすぐ溶けます。
・少量お試しセット
食用ヒマラヤ岩塩 お試し2種 ブラック&レッド岩塩 ミル用岩塩 安心・安全な検査済み食用ヒマラヤソルト【各75g】
こちらの商品はレッド岩塩とブラック岩塩が少量ずつセットになった商品。
匂いなどの好みが合うかどうか試してみたいという方にオススメです。
また、食用として販売されている商品なので、お風呂にもより安心して使用出来ますし、食用としても使うことが出来ます。
(食用として使う場合はミルなどで粉砕して使ってくださいね)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お風呂に岩塩を入れる嬉しい効果はたくさんあり、入浴の効果を高めてくれます。
①気の循環を阻害しない
②発汗効果
③保温効果
④肌に優しい
⑤美容・ダイエット効果を高める
などの効果がありましたね。
また、体質別の注意点、入浴後の浴槽や追い焚きについての注意点もご紹介しました。
おうち時間をリラックスして有意義に過ごすためにも、健康や美容・ダイエットのためにもぜひ岩塩をお風呂に使ってみてください。
ちょっとした工夫で私たちの体の不調は改善します♪
2 thoughts on “お風呂に岩塩を入れる効果と注意点。おすすめの岩塩も紹介”
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