「四柱推命は当たる!」という人と、「四柱推命は当たらない」という人、どちらもいます。
なぜ、当たると感じる人と当たらないと感じる人がいるのか。
四柱推命鑑定師として、風水師の嫁として、お答えしたいと思います。
目次
四柱推命は占いではありません
まず、はじめにお伝えしておきたいのが、
四柱推命は占いではありません!!!
ということ。
万人にわかりやすい、Wikipediaを見てみましょう。
四柱推命は、中国で陰陽五行説を元にして生まれた人の命運を推察する方法である。中国では、「子平」「三命」「命学」「命理」「八字(パーツー)」などといわれている。
Wikipedia
次に、占いとは
占いとは様々な方法で、人の心の内や運勢や未来など、直接観察することのできないものについて判断することや、その方法をいう。卜占(ぼくせん)や占卜(せんぼく)ともいう。
Wikipedia
占いとは、「卜占、卜術」という技術で、四柱推命は「命理術、命術」という技術なんです。
この2つは、違う技術になります。
四柱推命では生年月日から、その人の持っている性格・性質、行動パターン、思考のクセ、運のバイオリズムなどを読み解くという作業をしていきます。
その人が生まれてどういう順序で季節や気候を体験していくかによっても性質が変わってきます。
そのため、その人が生まれた瞬間の太陽や天体の位置関係などを読み解くことで、その人の性質や運の流れを知ることができる。
それが、四柱推命です。
私達もお客様に「当たってます!!」「そのとおりです」と驚かれることはよくありますが、それはただ生年月日から得られる情報を分析しているだけ。
だから、本当は「当たる、当たらない」という占い要素ではないということです。
四柱推命でわかること、わからないこと
四柱推命でわかることって、どんなことなのでしょうか。
たとえば
■考え方が自分中心か、周りに影響されやすいか
■行動パターン、思考のクセ
(考えすぎて動けなくなる、損得を優先する、甘えた、などなど)
■家族関係
(子供と仲が良い、子供に手をかけすぎる、親との関係性、などなど)
■男性っぽい、女性っぽい
■自分の得意な部分・不得意な部分
(自己主張が得意、行動力がある、話すのが得意、継続力がある、サポートが得意、などなど)
■性格
(悩みやすい、甘えた、クール、などなど)
■運のバイオリズム
(うまくいきやすい時期、空回りする時期、病気や事故に注意する時期、などなど)
逆にわからないことは、
■その人のステージ(地位)
■起きてくるものごのと大きさ、
など。
例えば、「この時期はお金に困る」と出ていても、それが10万円で困るのか1億円で困るのかは、その人のステージ次第だから。
これは、その人自身のステージを把握して考えていくべきことになります。
四柱推命が当たらないと感じる理由
四柱推命が当たらないと感じている人がいるのも事実。
そして、私も実際に「全然違うことを言われた」という経験があります。
四柱推命が当たらないと思われる理由は、主にこの2つになると思います。
① 鑑定師の実力不足
四柱推命って、ホントに奥が深いんです。
たくさんの鑑定方法があって、いくつもの技術を重ね合わせて様々な角度から鑑定していく必要があります。
私たちは、あらゆる見方でその人の生年月日から出る命式を鑑定していきます。
天干の意味、五行のバランス、六神のバランス、身の強さ、十二運、神殺、冲、合…など、様々なことを考慮したり重ね合わせてみていく必要があります。
でも、世の中の四柱推命鑑定でけっこう多いのが、一つの見方でしか鑑定をしている人。
神殺だけで判断したり、十二運だけで見たり。
難しい命式の場合、正しく見れていないこともあります。
私の知人は、四柱推命で正しくみると「自我がとても強く人に左右されない、明らかな独立起業家タイプ」なのに「優しいサラリーマンタイプ」と診断されてしまいました。
これでは「四柱推命って当たらない」と思われてしまうのも仕方ありません。
その方は特殊な命式だったので、一見そう鑑定してしまうのも、わかるんですけどね。
でも、その言葉を信じて自分の道を誤って(向いていない方へ)選択してしまったら大変ですよね。
私たちは、そういう責任感をもって日々鑑定を行っています。
② 自分を受け入れられていない
もう一つの「当たらない」と言われる原因は、本人が言われたことを受け入れられない場合です。
あるいは、自分でも無意識に「こうありたい自分」になりきっていて、本当の自分がわからなくなってしまっている場合です。
実際にお客様にあった例では
自分は理論的だと思っているのに、四柱推命では感覚的だと言われた。
自分は独立起業して最前線で活躍することを目標に頑張ってきたのに、四柱推命では裏方でサポートする方が得意なんだ、と出てしまった。
自分は無口なほうだと思っていたが、口数が多い、喋りすぎるという命式だと言われた。
などなど、たくさんの方の「そんなことはない!」とうい言葉を聞いてきました。
でも、その人をよく知る周りの人に本音で聞いてみると、四柱推命で見た性質のほうが周りの人にはしっくり来ているんです。
このように、理想の自分、幸あるべき、という像にしがみついていたり、お世辞や軽口で言われた、いつかの誰かの言葉をずっと握りしめていたりすると、本来の自分を勘違いしてしまい、四柱推命は当たらない、と思ってしまう人は多いです。
正しい四柱推命と出会うには?
いわゆる「当たる」と思える四柱推命と出会うにはどうしたら良いのでしょうか。
(正確には四柱推命が当たるという言葉は適切ではないんですけどね!)
ひとつは、ネットなどの無料の四柱推命鑑定は基本的にあてにならないということ。
また、30分2千円とか3千円などの格安で手軽に鑑定しているようなところは、あまり正確とは言えないことがほとんどです。
何しろ、本当に奥深くまで四柱推命を勉強しようとすると、ものすごい勉強代がかかります。
様々な観点から鑑定するために膨大な知識を必要とします。
古典だって、1冊数千円~数万円するようなものを何十冊と読んで勉強する必要があります。
また、鑑定結果を正しく伝えるのに、30分や一時間ではとても足りません。
本当に「当たる」と感じる正確な四柱推命鑑定は、それなりの値段がします。
ですが、一生モノだと思えば、決して高くはありません。
四柱推命をどう活かすのか
「当たる」と言われるような正しい四柱推命と出会ったとしても、それをきちんと活かさなければ宝の持ち腐れです。
ただの高い買い物になってしまいます。
四柱推命で自分の性質や運の流れがわかれば、
・生き生きと活躍できる方法がわかる
・自分の闘い方がわかり結果が出やすくなる
・得意分野を活かしやすくなる
・人間関係がスムーズに回りやすくなる
・トラブルを回避しやすくなる
・なりやすい病気に注意することができる
・自分にとってベストなお金との付き合い方がわかる
まとめ
四柱推命が当たらないと言われる理由、いかがでしたでしょうか。
そもそも、四柱推命は「当たる」という言葉を使う占いとは違うということ。
また、当たらないと思われる理由としては
・鑑定師の実力不足
・自分を受け入れられていない、客観視できていない
という2つが考えられます。
四柱推命で自分の性質や運の流れを客観的に深く知れることで、楽に自然体になれますし、トラブルを極力回避できます。
また、実らない努力に時間を費やすこともなくなります。
だから、私はもっと多くの人に四柱推命で自分のことをしっかり知ってほしいと思っています。
誰よりも私が、四柱推命で自分を知って心が楽になったから。
その後の自分のほうが、周りの人からも「いいね」って言ってもらえたから。
ぜひ、あなたの人生に四柱推命を活用してくださいね^^
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