布ナプキンって何だか良さそう…と思うものの、なかなか使うまで踏み出せない人ってけっこう多いですよね。
私もそうでした。
いろいろな良い効果が謳われているけれど、本当なの?
初期費用がちょっと高いし、漏れたりとか、使用感とか大丈夫かな?
と不安になりますよね。
今日は、私が実際布ナプキンに変えてみて感じたメリットや、デメリットと感じられる点をカバーする工夫などを書いてみたいと思います!
目次
布ナプキンのメリット
布ナプキンの一般的なメリットとしてよく挙げられるものと、実際に渡しが使ってみて感じたメリット、期待できるメリットを並べてみました。
【一般的に言われる効果とメリット】
・蒸れにくく、痒くなりにくい
・温かい、体が冷えにくい
・生理痛が緩和される
・匂いが気にならない
【実際に感じた効果とメリット】
・蒸れにくく、痒くなりにくい→◎
・温かい、体が冷えにくい→○
・生理痛が緩和される→△
・匂いが気にならない→○
+
・可愛くてテンションが上がる
・気の流れを阻害しない
・ゴミが出ない、買い忘れに焦ることがない
・自分の生理、体への意識が高まる
★蒸れにくく、痒くなりにくい
一般的な使い捨てナプキンは、動いてもズレないようにショーツに貼る粘着テープや、経血が漏れないように使われているビニールシートなどによって、湿気がこもりやすい状態となっています。
また、直接デリケートゾーンに触れる部分も布ナプキンは布なので、普段ショーツを履いているのと、触れるものとしては変わりません。
使い捨てナプキンも、各社メーカーの努力によってだいぶ改善されてはいるようですが、私は使い捨てナプキンを使用する生理中は、必ずと言って良いほど痒くなっていました。
それに対して、布ナプキンはコットンやリネンなどで出来ているため通気性に優れていて、湿気がこもりにくく、使い捨てナプキンよりも蒸れにくいため、布ナプキンに変えてから痒くなくなりました。
これは、布ナプキンに変えて、私が一番感動した点です。
★温かい、体が冷えにくい
経血の吸収のため紙の使い捨てナプキンに使用されているのは、 高分子吸収体ポリマー。
これはオムツや熱冷ましシートにも使われる物質です。
最近子供が生まれてオムツを触る機会が出来て改めて感じているのですが、大量におしっこを吸ったオムツって、「冷たい!」ってなります。
これと同じ素材が子宮や膣付近に常に水分を含んで冷えた状態で密着していると考えると、確かに冷えていたんだなと思います。
私の場合、全身の冷えが強かったため、布ナプキンに変えたくらいでは「温かい」という実感は少なかったですが、口コミを見ていると「温かさを実感した」という方は多数いらっしゃいます。
確かに、私の場合も新しく取り替えた瞬間の布ならではのホッコリ感は、ありましたよ♪
ただ、体の冷えがなくなるかと言われると、そもそもの冷えの原因が他にもある場合は、ナプキンを変えただけではなくなりません。
もちろん、原因が一つ取り除かれるので、マシにはなります。
★生理痛が緩和される?
私は、当時生理痛が本当にほどくて、生理中は動けなくなるほど酷かったんです。
そのため、生理痛に効果があると言われるものは何でも試してきました。
布ナプキンも、その一つ。
正直、布ナプキンにしたから生理痛がなくなったということは、私が妊娠して生理が止まるまでの間にはありませんでした。
これは、生理痛がどのような原因からきているのかによります。
もちろん冷えは生理痛の大敵なので、高分子ポリマーを使用していない布ナプキンに変えることで「生理痛が緩和された!」という人はけっこういらっしゃいます。
ただ、その他にもたくさんの生理痛の原因となる因子があるため、そちらのほうが強い場合は、生理痛緩和の効果は少ないかもしれません。
自分の生理痛が何が原因となっているのかを、まず知る必要があります。
★匂いが気にならない
生理中は匂いが気になるという方は多いと思いますが、実は排出されたばかりの経血は無臭なんです。
嫌な臭いを発するようになるのは、時間の経過とともに経血が酸化して雑菌が繁殖するから。
使い捨てナプキンは蒸れやすいので経血に雑菌が繁殖しやすくなり、生理中の独特のニオイが発生してしまいます。
その点、布ナプキンは通気性に優れるので蒸れにくく、細菌の繁殖を抑えてくれるため、匂いが気にならないという理屈。
実際、布ナプキンに変えたことで「嫌な匂い」は感じませんでした。
「血液」そのものの鉄っぽい感じかも。
★可愛くてテンションが上がる
これは、私が個人的に感じたメリット。
使い捨てナプキンも多少は個包装紙などに可愛い絵柄がプリントされたりしていますが、あまり代わり映えしないですよね。
布ナプキンはメーカーにもよりますが、様々な可愛いカラー、可愛い模様、優しいふんわりとした手触りなどがあり、テンションが上がります。
今日はどれを使おうかな?という楽しみもできますよ^^
ちょっとブルーになりがちな生理の日に、お気に入りの布ナプキンを選ぶ、という楽しみがあると、気持ちにゆとりができます♪
★気の流れを阻害しない
これは、風水、養生の観点からのメリット。
風水や養生では、体内でエネルギーを循環させたり、エネルギーを充電することを重要視しています。
エネルギーの循環、充電により、日々の活力や健康を生み出しています。
そのエネルギー(気)を循環させようとする時に、化学物質があると、そこで気の流れが止まってしまうと考えられています。
そのため、エネルギーの循環のためには化学物質がないほうがベスト。
生理中は特に体内の流れが滞りやすい時期。
むくんだり、生理痛があったりするのは、血やリンパなどが滞りやすい時期だから。
実は、「気血水」はお互いに関係しあっているので、血やリンパ(水分)などの循環には、気の流れも必要不可欠。
気の流れを阻害しないためにも、化学物質を含む使い捨てナプキンよりも、天然素材でできた布ナプキンのほうが、気の流れが循環しやすくなり、生理中の不調も解消しやすくなります。
★ゴミが出ない、買い忘れに焦ることがない
生理期間中、トイレのゴミ箱がすぐいっぱいになって大変…ということありませんか?
あれ、私は地味にストレスでした。
布ナプキンだとゴミが出ないので、そのストレスはなくなりました^^
また、ふと気がつくとストックがない!大変だ!という焦りもありません。
万が一のとき用には使い捨てを持ち歩いていますが、家でのストックは心配する必要がありません。
★自分の生理、体への意識が高まる
使い捨てではなく洗う必要のある布ナプキンは、どうしても自分の経血と向き合う時間ができます。
使い捨てだと、交換時にすぐに丸めて捨ててしまいますもんね。
洗っていると、今回は落ちやすいな、色が違うな、量が多いな、などと、変化に気づくことが出来ます。
それは、それまでの食生活や生活習慣の成績表ともいうことができます。
特に、生理痛やPMSなど問題を抱えている方は、まず自分の体に意識を向けて、その変化に敏感になることが大切です。
布ナプキンは、そういった自分の変化に気が付きやすいというのも、大きなメリットです。
布ナプキンのデメリットと工夫
布ナプキンになかなか踏み出せない、という方に多い不安。
確かに、布ナプキンにはデメリットもあります。
・洗うのが面倒
・外出時は荷物が増える
・交換後の持ち歩きが不安
・吸収力が違うので漏れないか不安
では、実際に使ってみて分かった「デメリットの程度」と「デメリットを乗り越える工夫」をお伝えします。
★洗うのが面倒
確かに、今まで「ゴミ箱にポイ!」だったのに、洗濯という手間が増えます。
私の場合、生理痛でしんどい中、毎回交換後に洗うのは大変だったので、、蓋付きのバケツをお風呂場などに置いておいて、そこに入れておき、お風呂の際にまとめて洗っていました。
「お風呂でこすり洗い→朝までつけ置き」で翌朝洗濯機で他の洗濯物と一緒に洗う、という感じでした。
これならそこまで面倒じゃなかったですよ^^
★外出時が不安
不安な方は、まずは家にいる時だけで布ナプキンを始めて見るのがおすすめです。
多少荷物が多くなるのは仕方ないですが、布ナプキンは意外とコンパクトになります。
大量の使い捨てナプキンもけっこうかさ張るので、良い勝負かもしれません。
そして、外出時に交換した際の、使用済みナプキンの持ち歩きの方が不安な方が多いと思いますが、防水防臭効果のあるチャック袋に入れて持ち歩きます。
乾くと経血が落ちにくくなるため、セスキ炭酸ナトリウムを溶かしたスプレーをシュッと一吹きしておくと安心です。
やっぱり匂いが気になる!という方は、そのスプレーに精油、特にティーツリーを入れておくのもおすすめです。
ティーツリーオイルには抗菌作用もあり、オイル自体の清涼感のある香りと両面から嫌な匂いを防止してくれます。
★漏れないか不安
確かに、高分子ポリマーと比べると綿の吸収力は低いです。
ですが、定期的に取り替えていれば漏れる心配はありません。
仕事中や外出時に取り替えられか不安という方は、やはり家にいるときから始めてみましょう。
(そもそも、使い捨てでも着けっぱなしは衛生上良くないですし、生理中に無理は禁物。)
また、漏れが不安なのは特に就寝時ですよね。
布ナプキンも夜用に大きなものも売っていますし、おしりの隙間に沿って布をあてておくと安心です。
不安な場合は、夜だけ使い捨てナプキンを使用するのもありです。
それよりも心配なのは、「過多月経」。
ドラッグストアを見ると、オムツみたいな大きな夜用ナプキンも売っています。
でも、通常サイズの夜用ナプキンが夜の寝ている間にいっぱいになって漏れてしまう、というのは「過多月経」の可能性が高いです。
量が多すぎて夜は必ず漏れてしまう…という場合は、そもそも体をメンテナンスすることから始めてみましょう。
最初が不安!布ナプの始め方
これらのことも考慮して、布ナプキンに慣れるための方法をまとめてみました。
・まずは在宅時からはじめて慣らしていく
・夜のつたい漏れが心配なら昼間だけはじめて見る
・おりもの用、少ない日などからはじめて見る
・最近は「使い捨て」の布ナプキンがある!ので、それと併用してみる
そう、なんと「使い捨て」ができる布ナプキンがあるんです。
正確に言うと布ナプキンや紙ナプキンの上にのせて使う「使い捨ての布製ライナー的なもの」です。
私も試したことがありますが、その部分だけ捨てられるので、かなり気軽に使うことが出来ます。
生理の終わりがけなどは経血の粘土が上がって若干汚れが落ちにくくなることもあるので、そんな時にはとても重宝しました。
あまり大量の経血は吸収できないので重ね使いが前提ですが、布ナプキンの交換回数はかなり減らせます。
おすすめの布ナプキン
布ナプキンを始める時に一番不安に思うのは「初期費用が高いけど、合わなかったらどうしよう?」ってことですよね。
そんな方向けに、こんなサービスがあります。
対象の『おためし3日間セット』を初めて購入すると、セット内の布ナプキン3枚以内なら自由に試すことができます。
もし肌に合わなかったり、これはやっぱり無理だ!と思ったら、商品発送から30日以内であれば全額返金が可能という、布ナプキンを始めたいけど踏み出せない…という方に最適なサービスです。
詳しくは上のバナーをクリックすると、nunonaさんのHPに飛びます。
もう一つおすすめしたいのは、私も使っているジュランジェの布ナプキン。
こちらは、とにかくデザインが可愛いのがたくさんある!というのがオススメポイントです。
もちろん素材もオーガニックなど、こだわりがたくさん。
デザインにもこだわりたい♪♪という方にはオススメです。
まとめ
布ナプキンを実際に使ってみて分かったメリットと効果、そしてデメリットを少しでも解消する工夫、いかがでしたでしょうか。
私も100%布ナプキンを使っているというよりは、その日の予定や体調によって使い分けたりしながら、自分なりの付き合い方を確立している感じです。
なので、布ナプキン絶対信者!というわけではないですが、メリットの部分はぜひ感じてほしいと思います!
私も長年気になっていながら、なかなか踏み出せなかった一人。
でも、できる日だけでも切り替えていくと、ちょっとずつ良さも分かってきますし、自分なりの付き合い方が分かってきます。
ぜひ、迷われている方は試してみてくださいね!
自分の体に意識を向け、向き合うためにもオススメです。
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