貯金をしたい、貯蓄を増やしたい。
そうした時に、「もっと収入を増やさなきゃ!」と夫婦共働きを始めたり、副業を始めたり、収入アップに躍起になる人が少なくありません。
ですが、実は収入を増やすよりも「支出」の見直しが効果が大きいんです。
目次
収入と支出の性質
収入と支出を考える時に、陰陽の法則を見てみましょう。
この世の中のものは、基本的に全て陰と陽で考えることが可能です。
お金の場合
収入が陽、支出が陰
です。
陰と陽はお互いに生み出し合い支え合う関係ですが、陰と陽にはそれぞれ下のような特徴があります。
「陰」:見えにくい、地味。影響力が圧倒的に大きい。
「陽」:目立つ、華やか。陰に比べると影響力は小さい。
だから、陽の収入のほうが一見目立つので、「貯金を増やすには収入を上げるのが手っ取り早い」と収入源を増やそうとする人が多いんですね。
実は影響力が大きい支出!
ですが、この支出と収入の陰陽の関係からすると、本当に家計に大きな影響をもたらしているのは「支出」なんです。
だから、貯金をしたい、貯蓄を増やしたい!というときは、収入源を増やすために奥さんが働きに出たり、働く時間を無理に増やしたり、副業をしたり…とする前に、無駄な支出がないか見直すことが重要です。
ただ、何でもかんでも切り詰める必要はありません。
自分たちの現在の収入と支出をまず把握し、どういったものに支出があるのかを見てみましょう。
・浪費、無駄な支出
・必要な支出
これらをしっかりと分けて考えることで、ストレスを溜めることなく、人生も豊かにしながらお金を残していくことが出来るようになります。
無駄な支出と必要な支出
無駄な支出とは、「ただ自分の感情を満足させるための支出=浪費」です。
そして、必要な支出は「最終的に自分に帰ってくる支出=投資」です。
例えば、飲み会。
ただただ昔の思い出話をしたり、愚痴を言い合ったり、自分の欲求を満たすためだけの飲み会は、実は浪費です。
でも、相手から何かを学び取ったり、尊敬する人、目標とする人との飲み会は、大切なものを得るための時間となります。
同じ飲み会でも、自分の成長のための投資といえます。
こんな感じで、お金を使う時は
「この支出の先に何が得られるか?」という目的を考える
ということが大切です。
こうして考えていくことで、無駄な支出を減らし、投資としてのお金の使い方を増やすことができ、金銭面でも経験面でも、人生が豊かになっていきます。
まとめ
今日は、支出と収入を陰陽の法則に基づいて解説してみました。
★支出は「陰」、収入は「陽」
★家計に大きな影響をもたらしているのは「支出」
でした。
実際、しっかりと貯金ができている人にコツを聞いてみると、闇雲に何でもかんでも我慢しているという人はほとんどいません。
また、そういう人たちは、収入金額に関わらず、支出を見直すことで満足な額の貯金に成功されています。
そして、どんなに収入がたくさんあっても、支出を管理していなければ全く貯金ができない、という家庭は多いです。
やはり、収入よりも陰の「支出」が重要なんです。
もし、お金が貯まらないな、収入を増やさないと…と考えている場合は、まず支出をしっかりと見直してみてくださいね。