日本人には欠かせない醤油。
スーパーに行けばたくさん並んでいる醤油。値段も高価なものから安いものまで様々。
実は、醤油はものによって成分や作り方がぜんぜん違うんです。
コスパも大切ですが、もし体のことを考えようと思うなら、ぜひ「本物の醤油」を選んでみてください。
調味料の質を変えると体は変わります。
香りや味の奥深さも全然違いますよ^^
今日は、本物の醤油がなぜ体に良いのか、どう見分ければよいのか、おすすめはどれなのか、といったことをお伝えしていきます!
目次
本物の醤油とは?
もし台所に醤油があったら、原材料を見てみてください。
本物の醤油とは、が「大豆、小麦、塩」のみを原材料とし、微生物による発酵によって造られる、液体発酵調味料です。
本来の醤油は半年から長いもので2年~3年もの時間をかけてつくられます。
本物の醤油はゆっくりと時間をかけて丁寧に作られます。
そうすることで麹菌、乳酸菌、酵母による複雑な発酵過程や熟成を経て、大豆由来のアミノ酸(旨み成分であるグルタミン酸など)や小麦由来の糖の甘味など、様々な味が生まれ、深みや旨みを出すことが出来るんです。
溢れる「醤油風」調味料
時間を掛けて作る本物の醤油は、複雑で奥深い味わいを持っています。
ですが、もっと速くコストをかけずに醤油を作りたいということで、化学調味料などの添加物でこれらの味をカバーしたものが多く存在します。
大豆自体も、油を搾った残りかすの脱脂加工大豆で代用しています。
こうして出来た安い醤油は香りや深い味がないので、本物らしく添加物で味と香りを付けます。
また、色素で醤油らしい色をつけたり、日持ちを良くするために保存料を加えているものもあります。
お寿司などに無料で付いてくる醤油なんかは、特にいろいろ入っていることが多いです。
これらは、本来の「本物の醤油」ではないんです。
本物の醤油が体に良い理由
私は添加物を一概に否定するわけではありません。
コンビニのおにぎりやチェーン店のハンバーガーだって、たまに食べたくなります(笑)
でも、日常的に体に取り入れる「食事」は私たちのエネルギーの源。
私たちは食べ物を食べることで、エネルギーを高め、体内のエネルギーを循環させています。
そして、エネルギー(風水や中医学では「気」)を循環させる時には「化学的なもの、人工的なもの」があると、気の流れを止めてしまうと言われています。
だから、日常的に食べるものに関しては特に、できるだけ添加物などが入っていないものを選ぶほうが、体にとって良いんです。
醤油のような調味料なんかは、何かと毎日使いますもんね。
また、減塩ブームで減塩醤油なども販売されていますが、よほどの塩分制限をされていない限り、私たちが分けるべきは「つくられた塩化ナトリウム塩」です。
天然塩は、それほど恐れる必要はありません。
だから、醤油に関してもできれば天然塩を使用しているものがおすすめです。
(塩についての詳細は下記の記事に!)
本物の醤油の見分け方
①原材料は3つ
本物の醤油の原材料とは、「大豆、小麦、塩」の3つととってもシンプル!
長い月日をかけての発酵や熟成の過程で、香りや味わいが生まれるからです。
この3つ以外に調味料(アミノ酸等)、色素、糖類、ブドウ糖果糖液糖、甘味料、アルコール、保存料…といったものが入っているものは避けるようにしたいですね。
②大豆
醤油の重要な原材料である大豆は「大豆」もしくは「脱脂加工大豆」が使われています。
大豆から油分を抜いたものが脱脂加工大豆と呼ばれ、これに対して、丸のままの大豆を丸大豆と呼んだりします。
「脱脂加工大豆は大豆の搾りかすだ!」という声もありますが、醤油の製造には直接は油分は不要な上に、丸大豆よりも脱脂加工大豆の方がうま味の高い醤油をつくることができるそうです。
ただ、油を搾る工程でヘキサンという溶剤が使われています。安全性は確認されていると言われますが、丸大豆のほうが生産者や環境が確認できる安心感もありますよね。
③塩
どうせ選ぶなら、原材料の「塩」にもこだわりたいところ。
メーカー側にあまりこだわりがない場合は単に「塩」または「食塩」と書かれています。
その場合はコストを下げるために安い塩、天然ではない塩を使用している場合が多いです。
上の方にリンクを貼りましたが、塩も体を変えていくための重要な要素。
できれば塩の産地や製法が書いてある、塩にもこだわりのあるメーカーのものを選ぶとベストです。
本物の醤油のおすすめ
本物の醤油の見分け方をお伝えしたところで、おすすめの醤油を紹介していきたいと思います。
★海の精 国産有機 旨しぼり醤油 1L
国内の契約農家で有機栽培された丸大豆(非遺伝子組み換)と国産有機小麦、秩父山系の神泉の名水、塩は海水100%伊豆大島産の伝統海塩「海の精」を使用しています。
年代物の杉桶を用いて、昔ながらの天然醸造法で1年以上じっくりと発酵熟成。
また、しぼりいたての生(き)揚げ醤油ををの風味と、火入れにより生まれた香ばしく、深みのある芳醇な香りが特徴です。
★大徳醤油 丸大豆醤油
比較的コスパの良い商品。
大豆、小麦は国産であることはもちろん、塩には長崎県海水の平釜塩を使用しています。
香りは強すぎず弱すぎず、調理はもちろん、そのまま豆腐などにかけて使用する際にも主張しすぎず、醤油のほのかな旨味の乗った香りが楽しめます。
★かめびし 三年醸造醤油 900ml
宝暦三年(1753年)の創業以来「むしろ麹法」を守り続けて二百数十年。今でもこの製法を守り続けている国内唯一のメーカーです。 14段の筵(むしろ)の上に麹を広げ、寝ずの番をしながら丁寧に丁寧に麹を育て、この製法でしか出せないコクと旨味があります。
国産丸大豆100%、国産小麦100%、オーストラリア産天日干原塩(国産天然ニガリを加えて使用。ニガリを使うことでミネラル分を補い本来の海水塩に出来る限り近づけています。)を使用したこだわりの本物の醤油です。
ただ、本当に良いもの、本物って、やっぱり普段スーパーで見ているものより高いんです。
添加物いっぱいの醤油を普段使いしながらサプリやエステにお金を払っている、という人は調味料や普段の食事を意識する方が、安く健康や美しさが実現する可能性は高いです。
また、長い目で健康面を考えると、決して高い買い物ではありません。
でも、家族も多いし、今すぐはあんまり高価な醤油は手が出ない…という人は添加物の入っていない「大豆、小麦、塩」「脱脂加工大豆ではなくて大豆」からできているものを選ぶだけでも大丈夫。
それならスーパーでも割と手頃な価格で売っています。
(例えばこれとか↓)
まずは、自分の手の届く範囲から始めてみましょう。
まとめ
本物の醤油がなぜ体に良いのか、どう見分ければよいのか、おすすめはどれなのか、について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
毎日口にするもので、私たちの体はつくられています。
醤油などの調味料(塩、油、水も)は、特に日常的に摂取するので、体への影響は大きいです。
ぜひ、この機会に「本物の醤油」を意識してみてくださいね。
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