「陰陽」「五行」といった言葉。
風水や四柱推命、中医学などに興味を持っている方なら聞いたことがあるかもしれません。
五行は、陰陽説と並んで風水や四柱推命には欠かせない知識。
今日は五行とは何か?
身の回りにどのような形で存在しているのか?
その基本をじっくり見ていきたいと思います!
目次
五行とは?
世の中のものは、基本的に全て「木・火・土・金・水」の5つのエネルギー(五行)に分類できるという自然哲学の考え方が「五行説」です。
それぞれの五行がイメージするものは、文字通り以下のようになります。
木:木や草花。これらが成長する様子。
火:炎や太陽。明るい、上昇する様子。
土:大地や山。生き物が生きていく上で不可欠なもの。全てをつなぐもの。
金:鉱物・金属、武器。冷たさ、固さ、攻撃性。
水:湧き水、海。生命の源である水。
具体的な物(体の部位、食べ物など)の分類に使用するだけでなく、時間や抽象的な概念などもこれらの5つに分類することができます。(詳細は後ほど)
「相生」「相剋」の関係
これらの5つのエネルギーはお互いに影響を与え合っていて、生み出す、弱めるといった関係によってエネルギーが循環したり、様々な変化が生まれるという考え方です。
「木」は「火」を生み出す燃料となり
「火」は燃えて灰として「土」となり
「土」からは「金」(鉱物)が生まれ
「金」からは「水」(冷やされると露がつくイメージ)が生まれ
「水」は「木」を育てる
これが、「相生」(生み出す)という関係です。
一方
「木」は「土」の養分を吸い取って痩せさせ
「火」は「金」を溶かし
「土」は「水」を堰き止め
「金」は「木」を切り倒し
「水」は「火」を消す
これが「相剋」(弱める)関係です。
これは自然の摂理に基づいていて、水が高いところから低いところへ流れるのと同じように、自然界のルールになっています。
これらの関係性を活かして、5行のバランスをとっていくことが「良い人生」を作っていくためのポイントとなります。
様々な身の回りの五行
それでは、私たちの身の回りにある五行にはどのようなものがあるのか、見てみましょう。
これはほんの一例です。
食べ物の五行は、何をす基準に分類するかで少し違ってくるのですが
木:緑の野菜、酸っぱいもの、春が旬のもの
火:肉類(特に牛や羊肉。)マグロなどの赤身の魚、赤い食べ物、苦いもの、夏が旬のもの
土:根菜類、お米、甘みのあるもの
金:白い食べ物(大根、きのこ、豆腐など)、辛味のあるもの、秋が旬のもの
水:魚介類、海藻類、黒い食べ物(黒胡麻、黒豆など)、塩辛いもの
などが、それぞれの五行を強めたり整えてくれます。
そして、これらの五行の関係がわかっていると、日々の心や体の変化に対しての解決策を見つけることができるんです。
例えば「土」の行を上から下まで見てみましょう。
「胃」「甘い」「怨(人と比べる感情)」「思・慮」などといった項目があります。
「なんだか人と比べてばかりで苦しい、嫉妬心でいっぱい」「もんもんと思い悩んでしまう」という場合は土のエネルギーが強まっています。
きっとそういう時って、胃の調子が悪かったり、いつも以上に甘いものが欲しくなっているはず。
そんな時は、土のエネルギーを弱めてくれる、もしくは土のエネルギーを消費してくれる「金」「水」「木」のエネルギーを強めることに意識を向けてみましょう。
食べ物や味を利用しても良いですし、その五行の感情を強めてくれる映画などを見るのも良いですね。
五行バランスの重要性
これらの五行のエネルギーバランスをとる事が、実は風水師の仕事なんです。
季節等の時間の流れや、普段の食べ物、行動、感情など、様々なもが影響し合い、私たちの持っている五行のバランスを崩してしまいます。
この五行のバランスが崩れた時、私たちは病気になったり、気分が晴れない、思ったように物事が進まない、といった不具合が発生してきます。
あなたの体調や精神状態、空回りしている状況などは、もしかしたら五行のバランスが崩れてしまっていることが原因かもしれません。
ぜひ、日々の生活の中で五行を意識してみてくださいね。
【関連記事】
【四柱推命鑑定】
自分のことをもっと知りたい、自分を活かした人生を歩んでいきたい…
そんなあなたに是非知ってほしい。
四柱推命鑑定の詳細はこちらに♪
大阪・京都・関西圏の方はもちろん、ZOOMでのWEB鑑定や詳細鑑定書のダウンロードなども可能です。