みなさんは、本やセミナー、またはビジネスの先輩から
『夢リストを作りましょう』
と言われたことはありますか?
私は『夢リスト100』(自分のワクワクする夢を100個書き出したもの)
をつくって、常に持ち歩くように言われていました。
ネットワークビジネスをやっていた時代です。
・ウユニ塩湖に行く
・世界一周旅行をする
・タワーマンションに住む
・庭付きの豪邸に住む
・ベンツを買う
・ブランドものの時計やカバンを買う
鮮明にイメージできるよう、ワクワクできるように写真を貼ったり
無理やり100個絞り出したり。
それ自体は、悪いことではありません。
本当にあなたの夢なら
本当にワクワクするなら、
是非やってください。
ただ、私を含め多くの人が、何とか絞り出した
あったら良いな、
くらいの夢が、ほとんどではないでしょうか。
それは “持たされた夢” かも
もし宝くじ三億円あたったら
軽自動車とベンツ、どちらが買いたい?
そう聞かれたら、
まぁベンツかな~(私は車のことは、よくわからかいけど)
海外旅行、行きたいか行きたくないかと聞かれたら
そりゃ行きたいかな~
と考えますよね。
じゃあ、そのためにいくらかかりますか?
やっぱりお金がいりますよね!
となる。
これだけ稼がなきゃいけないですよね!
となる。
当時は、私もそれに流されていました。
でも、それって本当でしょうか?
夢リストを書き出すと、どうしても大きなことを書いてしまいますし
大きいことを書くように助言されることが多いです。
特にネットワークビジネスでは。
もちろん、豪華な家や車を持ったり、旅行ができるに
こしたことはないですよね。
じゃあ、いざお金が手に入ったときに、本当にそこに使うでしょうか?
例えば、3万円のステーキがあります。
食べたいですか?
と聞かれたら、もちろん食べたい♡ です。
でも、実際に3万円が手元にあったら、
そのステーキを食べに行きますか?
実際私は手元に3万円がありますが、食べに行きません。
それは、お金がない人の思考だ
それは、サラリーマンの思考だ
当時はそういうふうに言われていました。
今の限られたお金の中で考えているから、大きな夢が出てこないのだ、と。
正しい部分もあると思います。
ただ、何に価値をおくか。
何にお金を使うのか。それはその人次第ではないでしょうか。
ここで大切なこと。それは
「本当に心から欲しいもの」と「あったら嬉しいもの」は
決してイコールではない
ということ。
夢リストを作成すると、ここを混同してしまいがちです。
幸せと感じる価値観は、人それぞれです。
心からやりたかったこと
実際、私の夢リスト100の中で「本当に心から」やりたかったこと。
「本当に」考えるとワクワクしたこと。
それは
「浴衣で夏祭りに行く」
「カフェで本を読む」
「手作りのお弁当をもってお花見にいく」
「屋久島に行く」
「アロママッサージに行く」
「天の川をみる」
「ちゃんとしたご飯を作って丁寧な生活をする」
でした。
なんて平凡!
カフェで本を読む、とか誰でもすぐにできますよね。
やろうと思えばできること。
これすらできない、忙しさとお金のなさ。ゆとりのなさ。
当時の私は
ビジネスで結果を出すまでは、休んではいけない、遊んではいけない、
と、ずっとずっと走り続けてきました。
夢リストに書いた夢。
その夢は、本当に心からやりたいことですか?
本当にワクワクしますか?
人に見せることを目的にしていませんか?
それは、あなたの人生の目標につながりますか?
もちろん夢リストをつくることが間違っているのではありません。
ただ、
「本当に心から欲しいもの」と「あったら嬉しいもの」は決してイコールではない
ということは忘れないでください。
また、あなたの人生の目標につながっているか?
(例えば、家族で幸せになる、というような大きい目標)
ということも、意識してみてください。
それらがわかっていれば、
夢リストの罠にはまることなく、活用できるのではないでしょうか。
ただ、私個人の意見としては、
夢リストよりも「本当に自分を理解すること」のほうが
まずやるべきことなんだと、
今の私は思います(^^)
One thought on “夢リストの罠”
Comments are closed.