【春の体調不良、原因と対策】東洋医学の知識で養生しよう!

からだのこと

【春の体調不良、原因と対策】東洋医学の知識で養生しよう!

暦の上では、2月~4月が春となります。

寒い冬からだんだん暖かくなってきて嬉しい!という人がいる一方、春になると何らかの体調不良になるので憂鬱、という方も多いです。

今日は、春の体調不良の原因と対策を見ていきたいと思います。
病院ではあまり明確な理由を教えてもらえないものも、東洋医学の視点からも見てみると、普段からできる養生方法がわかります!


春の体調不良の原因

春に見られる体調不良とは?

春にみなさんが感じている体調不良は様々で、代表的なものには次のようなものがあります。

・からだがだるい、重い
・疲れやすい、疲れがとれない
・しっかり寝ても常に眠い感じ
・なかなか眠れない
・花粉症で鼻水、くしゃみ、目がかゆい
・ちょっとしたことでイライラする
・肩こり、頭痛など

こういった体調不良の原因は何なのでしょうか。


①自律神経の乱れ

まずは西洋医学でもよく言われる原因から。

春は、まだまだ寒い日があったと思えば、暖かい日もあり、寒暖差が激しい時期になります。

そうすると体も体温を調節しようといつも以上に頑張っています。
ですが、それに追いつくことができず、自律神経が乱れてしまいます。

自律神経は体温調節以外にも様々な役割を担っているため、だるい、疲れやすい、眠れない、頭痛…などなど様々な不調を引き起こしてしまうんです。


②環境の変化

春と言えば、卒業、部署異動、入学、入社、転職、転勤、それに伴う生活の変化…などなど大きな環境の変化が多い時期。

それが気持ちの上では好ましいものであっても、体には無意識のうちにストレスがかかっているんです。

ストレスにより体が緊張した状態だと、気や血が滞り、体調不良の原因となります。

極度のストレスは自律神経の乱れにも繋がりますし、後で説明する「肝の気」にも影響を及ぼすため、春の体調不良の原因となりやすいです。


③陰陽のバランス

このあたりから、東洋医学の視点が強くなってきます。

私達は、陰陽のバランスがとれていることで健康な体を保つこととができます。

また、一年の中でも陽気と陰気は波があり、冬に最も陰気が強まり、夏に陽気が強まります。

春は、陰から陽への変わり目の時期。

この時期にまだ寒いからと冬と同じように陰気を強めるような生活(長く眠りすぎる、運動しない、ひきこもる…など)をしたり、逆にいきなり陽を強めすぎるような生活(激しい運動をする、アクティブに活動しすぎる、気をのぼらせる食事…など)をしてしまうと、体は陰陽のバランスがとれなくなり、体調不良になってしまいます。


④木の肝の気が旺盛になる

東洋医学では、陰陽五行を基本に考えます。

五行とは「木火土金水」の5つのエネルギー。

季節ごとに、それぞれのエネルギーが強まります。
そして春は「木」のエネルギーが強まる時期です。

木は人間の体や感情でいうと「肝」「怒り」が属します。

このため、春は肝の気が強まり、気持ちが高ぶりやすく、ちょっとしたことでイライラしやすくなります。

また、東洋医学でいう肝は気(エネルギー)や血のめぐりを促進する役割をもつため、肝が弱ってしまうと頭痛やめまい等といった体調不良の原因にもなります。


⑤脾・胃の弱り

春は五行の中の「木」のエネルギーが強まる季節。

木のエネルギーが強まると、「土」が剋され(弱められ)ます。


特に、もともと生まれ持った五行のエネルギー配分が木のエネルギーが強い人は要注意です。

土のエネルギーが剋され弱められるということは、体でいうと「脾や胃」がダメージを受けやすくなります。

脾や胃は食べたものを消化吸収し、人間の活力となる「気(エネルギー)」に変える重要なシステムです。

ここが弱ってしまうと、エネルギーが十分に作られなくなり、食欲不振や胃腸の調子が悪いだけでなく、やる気が出ない、疲れやすい、体がだるい…等の体調不良の原因となります。


春の体調不良の対策・養生

食べ物

基本的には、その時期の旬のものを食べるのが良いとされています。

旬のものを食べることで、その時期の自然界と体が歩調を合わせることが出来ます。
つまり、陰陽のバランスや五行のエネルギーバランスを整えやすくなるんです。

また、次の季節の体調にも良い影響があります。
春に旬のものを食べれば、夏バテしにくい体をつくることができます。

【春におすすめの旬の食べ物】
よもぎ、たけのこ、菜の花、フキノトウ、せり、ニラ、春キャベツ、アサリ、いちご、新玉ねぎ…など

旧暦の暦でいう「春」は2~4月です。
基本的に、その時期にスーパーでたくさん出回り安く売られているものや、道の駅や無人販売などで農家の方が直接売っているものは旬のものの可能性が高いです。


また、木のエネルギーが強まりすぎて肝や脾・胃が弱ってしまうことを防止するために火や土のエネルギーのものを取り入れ、木のエネルギーが過剰になるのを防ぐのも良い対策です。

【火のエネルギーを強める食べ物】
苦いもの(筍、菜の花、フキノトウ、タラの芽、よもぎ等)
肉類(特に牛肉、羊肉)
赤い食べ物(にんじん、マグロ、ナツメ、いちご等)

こうしてみると、春が旬のものに苦いものが多いですね!

【土のエネルギーを強め、脾・胃を整える食べ物】
お米、山芋、じゃがいも、里芋、さつまいも、れんこん、にんじん

ダイエット女子を中心に避けられがちな炭水化物ですが、これらをバランス良くとることが春の体調不良のみならず、ダイエットや美容にもつながります。

食養生の基本は「バランス良く食べること」ですが、季節にあわせて上記のような食べ物を少し多く意識的に取り入れてみましょう。

また、春の体調不良が出やすい方の養生として、次のようなことにも注意が必要です。

【春の食事の注意点(内蔵をいたわる)】
・お酒の飲み過ぎに注意
・食べすぎない
・水分のとりすぎに注意
・脂っこいもの、味の濃いもの、冷たいものは控えめに


お風呂につかる

お風呂はシャワーで済ませるのではなく、湯船につかることが大切です。

湯船につかることで、体内の循環が良くなり、気や血などの巡りが良くなることで、エネルギーのバランスが整いやすくなります。

また、シャワーだけよりもしっかりと体温を上げることができ、睡眠の質を上げることで自律神経が整いやすくなります。

ただし、あまり熱すぎるお風呂に長時間入ることは、かえってエネルギーを消耗してしまいます。
特に疲れやすい、体力がないという人は、39~40度程度の少しぬるめのお湯に10分~15分ほど、じんわり汗をかくかかかないか、という程度にしましょう。


睡眠

日の出の時間も少し早まってくる時期です。
早寝早起きを心がけましょう。
(冬よりは睡眠時間が少し短めでもよくなります)

また、睡眠の質を高めることで、乱れがちな自律神経や陰陽のバランスを整えることができます。

睡眠環境もしっかり整えましょう。


軽い運動

外に出て軽い運動をするのがおすすめです。

体を動かすことで、気血の巡りが良くなり、様々な不調が解消しやすくなります。

ただし、いつもはしていないような激しい運動はあまりおすすめしません。

春の暖かさを感じ、新緑、花のつぼみなどを観察しながら、ゆったりと散歩したりストレッチするのが良いですね!

春の陽気を取り入れるためにも、朝に外へ出ることがおすすめです。


ゆったりとリラックス

春は木のエネルギーが旺盛になる季節。

この時期は「怒り」の感情が起こりやすくなり、イライラしやすくなりますが、怒りの感情は「肝」を傷つけてしまいます。

いつもよりも「ゆとり」を持ち、リラックスすることを意識しましょう。


呼吸を整える

人間はストレスがかかると、無意識に呼吸が浅くなります。

とんでもなくイライラしたり、ストレスが溜まってしまうと、春の養生も難しくなりがち。

そんな方には「呼吸法」がおすすめです。

やり方は簡単!

  1. 軽く姿勢を正す(立っても座っても寝ていてもOK)。
  2. 舌を上あごに軽くつける。
  3. 口から、大きく息を吐く。
  4. 吐ききったところで、2~3秒息を止める。
  5. 鼻から大きく息を吸う。
  6. 3~5を1分ほど繰り返す。

休憩時間や寝る前など、一日のなかで、何回かこの呼吸を意識する時間をとるようにしてみてください。

ストレスや緊張を和らげてくれますよ。


まとめ

春に起こる体調不良の原因と対策について、いかがでしたでしょうか。

風水で開運していく上で、自分の健康を管理する「養生」はとても重要です。

そして養生とは、付け焼き刃の対策では意味がなく、普段の食事や睡眠、お風呂や運動といった生活習慣の積み重ねが重要になります。

私の夫は、若い頃に花粉症がひどく、毎年春は憂鬱だったそうです。
ですが、風水師になってから養生を実践し、今では全く花粉症の症状はありません。

病院では「花粉症だから仕方ない」「この季節だから」「ストレスですね」などと片付けられてしまうその不調、東洋医学でみると原因がわかってきます。

原因がわかれば、対策もできます。

ぜひ、今日から季節に合わせた養生を実践してみてくださいね。

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京都在住、女性メインの四柱推命鑑定士。 伝統風水師の嫁。 風水、陰陽五行の学びや心理学、自分の経験を活かして 悩める女性のサポートを行っています。 詳しいプロフィール・ストーリーは、こちら♪
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