人間は、基本的に見て見ぬ振りをしてしまう生き物です。
それは、人の行動(いじめ、パワハラ、落とし物…etc.)だけでなく、自分の中の問題に対しても、見て見ぬ振りをしがち。
むしろ、人の行動に関しては正義感を持って対応できる人でも、自分のこととなると見て見ぬふりをしてしまうということは、多々あります。
実は、特に「見て見ぬ振りをしやすい人」、その「ツケ」が出てきやすい時期というのがあるんです。
(見て見ぬ振りをすると、必ず後で自分に返ってきます!)
この事実を知って、ぜひ、問題から目をそらさず、しっかりと向き合ってほしいと思います。
目次
「見て見ぬふり」
三省堂 大辞林 第三版
「見て見ぬふり」とは、実際に見ても見なかったように振る舞うこと。知らんぷり。また、とがめないで見のがすこと。
私たちはどんな時に見て見ぬ振りをしてしまうのでしょうか。
鑑定に来られるのお客様の中でも、特に多いのは、以下のようなこと。
親、子供、祖父母などとの関係
夫婦関係
同僚、上司、部下との関係
仕事の仕方
家計のこと
健康面
将来の進路
恋愛面
どうでしょう。心当たりはありませんか?
ただ、無意識に見て見ぬ振りをしている場合も多いので、自覚できていないことも多いです。
見て見ぬ振りをする人の命式
人間は誰にでも「見て見ぬ振りをする」という性質が備わっています。
でも実は、特にそうなりやすい人がいるんです。
四柱推命の命式を見ると一目瞭然。
四柱推命には「刑(けい)」というものがあります。
この「刑」という関係が生まれ持った命式の中にあると、普通の人以上に「見て見ぬ振りをしやすい人」なんです。
命式は、生まれた年、月、日、時間を8つの漢字で以下のように表します。
この「地支」の漢字の組み合わせによって、「刑」となります。
以下の組み合わせが命式中にある(特に隣同士にある)と、「刑」を持っていることになります。
「子」と「卯」
「寅」と「巳」、「巳」と「申」、「申」と「寅」
「戌」と「未」、「未」と「丑」、「丑」と「戌」
これらが命式中に隣り合って存在すると、無意識のうちに「見て見ぬ振りをしやすい人」なので、特に注意が必要です。
見て見ぬふりのツケが来る時期
見て見ぬふりをすると、そのツケは必ず後で自分に返ってきます。
これは、一ヶ月後か、一年後か、10年後かは、その問題の質や運の流れによります。
でも、必ず後でやってきます。
例えるなら、今まで皮膚の下で増え続けた「膿」が、ある時どっと溢れ出てくるような感じです。
これも、四柱推命の命式を見ると一目瞭然。
一年の中でも何月に出てきやすいのか
どの干支の年に出てきやすいのか
10年単位でできやすい時期
が、わかります。
ツケが回ってくる、というと「避けたい」と思うかもしれませんが、この時期はある意味チャンスの時期でもあるんです。
一度溜まってしまった膿は、もう出すしかありません。
そして、それを出しやすい時期が、「刑」と呼ばれる時期なんです。
それがいつになるかは少しややこしいので、ぜひ鑑定で詳しく聞いてほしいなと思います。
(一部簡単なのをお伝えすると、辰年、午年、酉年、亥年生まれの方は、その年が「膿を出しやすい時期」になります)
また、貯めてしまった膿はこまめに出してしまうほうが、後が楽になります。
ためたままにしておくと、大爆発してしまい、大きな傷跡として残ってしまう可能性が大きいからです。
なので、自分にとって刑となる時期に、見て見ぬ振りをしていることと向き合い、コマメに膿を出す作業をしていきましょう。
問題と向きあうには
とは言っても、見て見ぬ振りをしている問題とむきあうのは、とてもしんどいですし、勇気がいりますよね。
そのために必要なこと、それは
エネルギーを高める
ということが一番です。
エネルギーというのは、風水や中医学では「気」とも呼びます。
気という漢字はたくさんの日本語に使われています。
「勇気」「やる気」「元気」「気力」などなど。
それらの言葉通り、エネルギーが低下していると、問題に立ち向かう勇気、やる気、気力が湧いてきません。
そして、エネルギーを高めるために重要なのは
*睡眠
*バランスの取れた食事
*湯船につかる
が基本中の基本です。
忙しい現代人は、意外と十分にできていない人が多いんです。
こちら↓にもっと詳しく&追加情報も書いていますので、参考にしてくださいね。
私の「見て見ぬ振り」とツケ
わかりやすいよう、私の場合のお話をさせていただきます。
私の場合、申、亥、戌、辰の年や月が、見て見ぬ振りをしたいて問題が出てきやすい時期です。
分かりやすく、「年」で見ていきます。
まず2012年の辰年。
大学の頃から一人暮らしだった私ですが、この年一年だけ両親と暮らすことになりました。
私にとっての「見て見ぬ振り」の大きなポイントは「両親との関係」。
まさに、今まで両親と本音で向き合わず、我慢したり無視してきて積り積もったものが大爆発した一年で、最後には逃げるように一人暮らしを再開しました。
次が申年の2016年。
その前の年からネットワークビジネスにはまってしまった私。
その関係で投資目的で不動産を購入したことから、私が怪しい動きをしていることに気づいた両親と大もめしました。
また、ネットワークビジネスに本気を注ぐあまり、勤めていた会社での勤務態度が疎かになったり、明らかに日中眠そうにしていたため、会社の一部の人からの信用を失っていました。
両親と本音で向き合ってこなかったこと、会社の嫌なことから逃げて副業に走ったことが、この年に大問題となって出てきたんですね。
そして2018年の戌年。
(前の年にビジネスをやめ、風水を学び始めます)
まずは卵巣嚢腫の手術。
これまで動けないほどの生理痛を鎮痛剤で誤魔化し続けてきた結果が、この年に噴出。
そして、結婚相手を巡っての、またまた両親との大もめです。
今回は、半絶縁状態となりました…。
一番直近の2019年の「亥年」。
この時には結婚もし、風水・四柱推命を学んでだいぶたっていたので、「意図的に膿を出す」ということを意識できるようになっていました。
なので、私の中では一番向き合いたくない「両親との関係」と、あえて向き合いました。
それはそれは、傷口を開いて膿を出すので、めちゃくちゃしんどいです^^;
でも、頑張って何度か向き合うと、少しずつ楽になってくる実感が確かにありました。
確かに「今」だけを見れば「見ないふり」をするほうが気分的には楽なんですが、後々のことを考えると、今勇気を持って向き合って解決しておいたほうが、気持ちはずーっと軽くなります。
最後に
見て見ぬ振りをすると必ず後で自分に返ってくる、という話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
どんな人にも、必ず「見て見ぬ振り」をしている部分があります。
人の問題に関しては正義感が強く見て見ぬ振りできない人も、自分の問題に関しては無意識のうちに目をつぶってしまっていることが多いです。
「嫌なことからは逃げれば良いや」と思うのもわかりますが、たくさんの方の鑑定を見ていると、人生逃げ切れないようにできているんだな、と実感します。
ぜひ、自分としっかり向き合って、大きな問題とならないうちに、膿を少しずつ出していきましょう。
自分がどんなところに見て見ぬ振りをしやすいのか、いつが「膿を出しやすい時期」となるのか、四柱推命はそれらを知るヒントとなります。
ぜひ、うまく活用してほしいなと思います。
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