人と比べてしまって苦しい…
あの人は褒められているのに。
あの人の方が知識があるし。
私、あの人みたいに面白くないし。
あの人のほうが…
私はよく、人と比べては落ち込んだり拗ねたりしていました。
実は、人と比べる性格の人には、共通するある特徴があります。
その原因を知れば、人と過剰に比べるのをやめる方法がわかるんです!
目次
人と比べる人の特徴
四柱推命でみると、「人と比べてしまいやすい人」というのがすぐにわかります。
その一番のポイントが
土のエネルギーが強い
ということ。
私も、その一人です。
人は木火土金水の5つのエネルギーを持っていて、そのバランスが人によって違います。
命式の五行のエネルギーバランスを見たときに「土」のエネルギーがとても強いと、人と比べてしまいやすい性格になります。
感情は五情といって、下の五つのように分けることが出来ます。
木は「喜び」
火は「楽しみ」
土は「怨み、妬み」
金は「怒り」
水は「哀しみ」
土のエネルギーは感情でいうと「怨」。
これは人を呪う!とかではなくて、「人と比べる感情」のことを指します。
だから、土の5つのエネルギーが強い人は人と比べてしまいやす性格になるんです。
人と比べる必要はない…?
実は、人と比べるということは、決して悪いことではありません。
人間が成長していく上で、絶対に必要な感情です。
土のエネルギーが弱い人やゼロに近い人は、必要な分も「人と比べる」ということができません。
すると「自己満足で終わって成長しない」「自分のことは棚に上げて人の出来ていないところにばかりに目が行く」といったことが生じてしまいます。
これって、人間的に魅力的ではないですよね。
だから、人と比べることができるというのは、生まれ持った才能でもあります。
人が成長していく上で必ず必要なことだから。
ただ、その比べる度合いが「過ぎる」と苦しくなるし、正しい判断ができなくなってしまいます。
この「人と比べ過ぎる」という癖を治すには、どうすれば良いのでしょうか。
人と比べる(過ぎる)のをやめる方法
①五行のエネルギーの関係を利用する
土のエネルギーが強すぎると、人と比べてしまいやすい。
ということは、この土のエネルギーを弱めてあげることが必要になってきます。
土のエネルギーを弱める方法は3つ。
【木のエネルギーを強める】
木は感情でいうと「喜び」でしたね。
だから、自分が心から喜ぶことをやってみましょう。
カフェに行く、好きな本を読む、趣味に没頭する…などなど。
こういう「自分を心から満たして満足させてあげる時間」をしっかりと日常に取り入れることが、「人と比べすぎる」ことをやめるのに繋がります。
【金のエネルギーを強める】
金を生み出すという土。金を強めると、土のエネルギーを消費することに繋がります。
そして金のエネルギーは五情の「怒り」の他に、「憂・言」を表します。
なので、
・心配ごとや気がかりなこと(憂い)を書き出す。
・自分の事、自分の思いを人に話す、日記をつける(言葉にして出す)
という作業が、金のエネルギーを強め、土のエネルギーを緩和することに繋がります。
【水のエネルギーを強める】
水のエネルギーは「哀しみ」の感情の他に、「知識」も表します。
・「哀しみ」の感情を増幅させるような映画や本を読む。
・知識を身につける
といったことをすることで、水のエネルギーが強まり、人と比べにくくなります。
②自分を知る
自分のことをきちんと知らない人は本当に多いです。
その中でも、人と比べてしまう人って「自分の長所、得意分野を知らない」という人が多い。
自分の悪いところや嫌いなところはたくさん出てくるのに、長所や得意なことが言えない、という人が多いように思います。
私も、そうでした。
だから、余計に「他人のことが羨ましい、嫉妬する…」ということになってしまいます。
そして、自分の長所や得意なことを知っても、「そんなこと大したことがない」「あっちの才能のほうが羨ましい」となってしまう場合もあります。
それは、あなたが持っている長所や得意分野の本当の強みを、まだ理解していないからです。
それを本気で羨ましいと思っている人もいるという事実を、知ってくださいね。
また、一人で完璧を目指そうとしないことも重要。
四柱推命鑑定でも、みんなに言っている一番大切なことは
「自分を知って、自分を受け入れること」。
それは、自分にできることも、できないことも、良いところも悪いところも、全部認めること。
私達は、みんな補い合って生きています。
だから、苦手なことがあってもいい。
もし面白い話ができる人、話題が豊富な人が羨ましかったとしても、何も口を挟まず話を聞いてくれる人、優しく微笑んでくれる人を求めている人も必ずいます。
③比肩を強める
人と比べ過ぎてしまう人は、だいたい比肩(自分)が不安定な人です。
その人が持つ、この5つのエネルギーバランスで、その人の性質が決まるのですが、比肩のエネルギーが弱かったり不安定だと、余計に人と比べてしまいやすいです。
なぜなら、自分の価値観や自分を中心に考えることができていないから。
全部、「人基準」なんです。
人からどう見られるか
人からど思われるか
人と比べて勝っているか負けているか
あの人より〇〇だから
人に怒られないか、人に褒められるか
全部、人が基準。
だから、まず比肩、つまり自分自身のエネルギーを強めないとだめ。
自分は何がしたいのか
自分は何が好きなのか
自分はどう思うのか
自分の目的、目標に対してどうなのか
一つひとつ、自分に問いかけるよう癖付けて行きましょう。
人と比べてばかりだと苦しい
あの人より点数とれてるか
あの人より評価されてるか
あの人より嫌われてないか
あの人より結果が出ているか
私は学生のときも、社会人になってからも、いつも誰かと比べていました。
ある時はものすごい負けず嫌いになり、ある時は人より劣っていることに拗ねる、落ち込む。
人と比べることで、人一倍努力できる人になったけれど、いつも苦しかった。
自分の価値を、人と比べることでしか評価できなかったから。
人と比べることで、自分が上である時は優越感を感じ、安心が得られます。
でも、自分より優れていると感じる人が出現したり、また抜かされたりすると劣等感を感る。
「人と比べる」ということは、この優越感と劣等感の繰り返しなんです。
いつまでたっても「自分」に焦点を当てることができず、人と比べて感情が揺れる。
人と比べ過ぎるということは、いつまでも頑張り続けなければいけない、いつまでも本当の満足が得られない、ということなんです。
それって苦しいですよね。
まとめ
人と比べるのをやめる方法、いかがでしたでしょうか。
人と過剰に比べてしまう人の特徴は「土のエネルギーが強いこと」が原因です。
そして、
・土のエネルギーをコントロールする
・自分を知る(自分の長所や得意分野を知る、一人で完璧を目指さない)
・自分のエネルギーを強める(判断基準を人から自分に)
ということが、過剰に人と比べるのをやめる方法でしたね。
ぜひ、これらを実践していって、今の「苦しい」を抜け出してください。
そして最終的には「正しく」人と比べることのできる素敵な人になっていきましょう。