『努力できることが才能である』
この言葉は、松井秀喜のお父さんが、当時少年だった松井秀喜に送った言葉だそうです。
「努力できる才能」は存在するの?
四柱推命鑑定士の立場からすると、コツコツと、一つの目標に向かって頑張り続けることができる、これは立派な才能で、その人の得意分野だと言えます。
でも、努力が当たり前になっている人は、その凄さに気づいていないことが多いです。
努力できる才能、自分は持っている?
努力できる才能がないと、努力できないの?
努力できる人は完璧なのか?
そんなことを書いてみたいと思います。
目次
「努力できる」は才能です。
努力できる才能、というのは、あります。
四柱推命でいうと「官」のエネルギーがある人が、いわゆる「努力できる人」です。
私たちは生まれつき上の5つのエネルギーバランスが決まっています。
5つをバランス良く持っている人もいれば、どこかに偏っている人もいます。
この「官」のエネルギーがあると
コツコツ継続できる
自分を縛り、決めたことを実行できる
といった性質を持ち合わせています。
つまり、生まれながらに「努力できる才能を持っている」、ということ。
ただ、もともとコツコツと努力ができる人は、これを才能だと感じることができません。
むしろ、「これだけ努力しないと、あの人みたいに○○できない」なんて悲観的に感じている場合も多いんです。
「努力型」と「要領型」
四柱推命で命式を出したときに、大きく2つのタイプに分類できます。
それが専門用語で「身強」と「身弱」です。
(*旺極や極弱、その他も今回はこの2タイプに分類します。)
身強(みきょう)とは「自分自身のエネルギーが強い人」です。
下の図でいうと、比肩のエネルギーが強い人。
自己主張がしっかりできたり、好き嫌いがはっきりしていたり、我が強いところもあります。
この身強の人は、基本的に「要領が良いタイプ」の人が多いです。
身強の人はその性質から、自分の行きたい方、自分ができる方にしか進みません。自分がやりたいことであれば、とことん頑張るけれど、苦手なことや勝ち目のないことには向かわない人が多いです。
自分の得意なこと、できることをやるから、要領もよく、褒められます。
また、そんな自分に自信を持ちやすいです。
だから、また自信をもって堂々と進んでいく。
一方、身弱の人(比肩のエネルギーが弱い人)。
身弱の人は、自分の好みや考えよりも、周りに合わせることを自然にしています。
空気が読めると言えば聞こえは良いですが、周りに流されやすいので、進む方向も周りに合わせがち。
そうすると、自分が得意な分野ではないところに行ってしまうことが多いんです。
自分が苦手なことをやるはめになってしまう確率は、身弱の人が断然多いです。
すると、必然的に周りよりも、ものすごく努力をしないとやっていけない…ですよね。
でも、迷惑はかけたくない、負けたくない、私だって役に立てる。
(身弱の人は、周りの目を気にしたり、波風を立てたくない人が多いのも特徴。)
そんな一心で身弱の人は頑張ります。
だから、身弱の人(特に財や官のエネルギーが強い人)は人一倍努力と根性で頑張ってきている人が多いです。
ちょっとしたプレゼンでも、ばっちり資料を準備して練習して、言うことをメモして…とか、
テストは平均点や合格点すれすれを狙うのではなく、できるだけ良い点をとろうと努力する、みたいな感じでしょうか。
私はそうでした。
身弱の人は特に、周りの期待に応えたいという人が多いですね。
努力できる才能がない人に努力は無理?
では、努力できる才能がない人(官のエネルギーがない人)が努力をすることは無理なのでしょうか。
それは、実はその人次第。
確かに、官のエネルギーがない人にとって、「継続して毎日コツコツと続ける」「しんどい時も自分にムチを打って取り組む」「諦めずにやり続ける」というのは、かなりエネルギーを要します。
でも、決して無理ではありません。
要領の良いタイプの人が、「継続力」「努力」を身につければ、最強と言えるのではないでしょうか。
では、「努力できる才能」が生まれ持っていない場合、どうすれば努力できるようになるのでしょうか。
努力するためのコツ①環境、憧れの人
自分と同じようなタイプの人でも、もともとは「努力が苦手だった」という人もいます。
コツコツ努力を続けている人の行動の中で、必ず参考になる部分があるはず。
そういう人を見つけて見るのも手です。
また、周りの環境を変えるのは効果が高いです。
やっぱり、周りから自分の努力したいことにとって「ネガティブ」になる影響を与えられてしまうと、人間は必ずそっち強く引っ張られてしまいます。
努力するためのコツ②必要性を強く感じる
努力タイプではなく要領の良いタイプの人というのは、基本的に「自分(比肩)」のエネルギーが強い人。
だから、自分にとって「重要だ!」と強く思えたり、その必要性が腑に落ちれば、動き出すことができます。
本当に自分にとって重要なことなのか、今一度見つめ直してたり、必要性を感じるために情報を集めてみるなどしてみましょう。
努力するためのコツ③自分に合ったやり方を見つける
努力とは言っても、毎日同じことを続けることだけが成功する秘訣ではありません。
例えば「毎日ブログをアップする」「毎日試験勉強をする」といっても、やり方は千差万別。
ブログなら、気分が乗るときに書き溜めをしても良いですし、試験勉強でも科目別に分けたり、時間を区切るなどの自分が一番のる方法を見つけることができれば、必ず結果は付いてきます。
こちらの記事もぜひ参考にしてください。
努力ができる人の注意点!
①努力の仕方
「努力は裏切らない、という言葉は不正確です。正しい場所で、正しい方向を向いて、十分な量なされた努力は裏切らない、が正しいんです。
自分が勝てる場所で努力しなきゃ。努力を努力と思わないほどに努力をすることが当たり前。」
これは、今では様々なテレビ番組にも引っ張りだこの人気予備校講師、林修さんの言葉。
努力は、「場所」「方向」「量」が伴ってはじめて効果を発揮し、結果がついてきます。
ですが、官のエネルギーが強い身弱の「努力できるタイプ」の人に多いのが
・周りの目を気にして
・周りの評価を得るため
・やれと言われたから
・言われた通りにやり続ける
という人が多いです。(私もそうでした…)
そうすると、林修先生がいうような「正しい場所で」「正しい方向で」という努力ではなくなってしまいます。
すると、結果がなかなか伴わず「こんなに努力しているのに、どうして!?」ということになりがち。
そして、自分に自信がなくなり、「もっと頑張らなければ」「まだまだ頑張りが足りないんだ」と負のスパイラルに陥ることも少なくありません。
だから、「そのやり方で結果が出る?」「そのやり方に根拠はある?」「もっと良い方法はない?」といった「思考や知識」が重要になってきます。
また、自分にとって本当に必要なことか、周りに言われたからって続けていないか?ということを考えることも必要です。
②努力を隠さない
周りに合わせてしまう人、頑張り屋さんの人に多いのが「その努力を隠してしまう」こと。
要領の悪い自分が嫌
まじめと言われるのが嫌
こんなに頑張らないとついていけない自分が嫌
あの人みたいに、サラッとこなせるようになりたい
そんな人達が褒められているのを見てまたへこんで。
だから、どんどん自分が努力していることを隠してしまいがちなんです。
でも、身弱の人はその「努力」をもっとオープンにした方が良いんですよね。
すると、少しずつ自信がつき、自分のことが好きになれます。
これ、身弱の人にとってとっても重要です。
私も身強の同僚と比べて落ち込んだ時期がありました。
落ち込んだというか、病んでたかも(笑)
私が2年以上かけて習得した技術や知識を、後輩(大学院卒なので年は同じ)がサラッとこなす姿をみて、めちゃくちゃ嫉妬したし、どうせ私なんか、って思っていました。
私の努力は何?って。
その出来事があってからもそうだったし、昔から、身弱の私は努力を隠すことが多かったです。
学生のころはあんまり真面目に見えないようにしたり、でも家では猛勉強して、学校では軽ーい涼しい顔をしてる、とか。
テストで良い点をとっても絶対にひけらかさない。でも、知ってほしくて仕方ない、みたいな。
そうやって、いつも自分の努力を隠して、でも知ってほしくて悶々としていた記憶があります。それは今でもまだまだ染み付いていますが…。
ぜひ、このタイプの人は正しい努力をして、それを少しずつでも良いのでオープンにしてみてくださいね。
あなたが持っている「苦手なことでも努力できる」というのは、本当にすごい才能だから。
まとめ
努力できる才能はあるのか、自分は持っているのか?
努力できる才能がないと、努力できないの?
努力できる人はの注意点
などについて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
努力できる才能を持っている人も持っていない人も、お互いに羨ましいと思っていて、それぞれに長所と悩みがあるということですね。
まずは自分がどちらのタイプなのかを知り、それぞれの注意点、改善点をしっかりと実践していくことで、自分の能力は確実に伸びていきます。
ぜひ、自分を活かしていきましょう。
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