あなたは自分の「芯」はありますか?
よく、芯がぶれる、芯がない、といった言葉を聞きますよね。私も以前は自分に芯がないように感じ、「芯をもちたい」とずっと思っていました。
でも、実際にどうすれば芯が持てるのか、全くわかりませんでした。実は、芯をもつための方法、芯がぶれないようにする方法は、その人の性質によって違うんです。
自分の性質がわかると、自分にあった芯の持ち方がわかってきます。
目次
芯をもつとは?
まず、「芯がある人」ってどんな人でしょうか。
しっかり決断できる
周りに流されない
自分の意見を言える…
そんなイメージですよね。
私は「芯をもつ」というのは、「方向(目標)が定まっている状態」だと思います。
自分がどこを目指しているのかが決まっていて、そのために自分が何を最優先にするのか、何を諦めるのかが明確になっている状態。
家族?仕事?恋愛?友達?…
もちろん、ライフステージによって変化するのはアリです。
ただ、一気にあれもこれも欲しい…どれも捨てられない…どこに向かっているかわからない…となると、何事にも優柔不断になってしまいますよね。
それが「芯がない」という状態です。
芯がぶれるのはどんな時?
まず、あなたが「芯がぶれる」と感じるのはどんな時でしょうか。
先日、和風水プログラムでこのテーマについて授業をした時に、自分が「芯がブレている」と感じる瞬間が、四柱推命の命式によってかなり違っていることが改めてわかりました。
「あなたはどんな時に芯がぶれますか?」
Aさん:自分のルールが優先なので、それに合わせてしまいます
Bさん:目の前の、今やりたいことの方に行ってしまいます
Cさん:人からどう思われるかを基準にしてしまいます
Dさん:その時の状況や、立場によって、ころころ変わってしまいます
Eさん:自分の都合が良い方に合わせてしまいます。
この5人、四柱推命の命式で、六神のエネルギーバランスの一番強い場所が全員違いました。(人間がもつエネルギーは下の図の5つに分類され、人によってバランスが違います。)
このエネルギーバランスの、どこが一番強いかによって、先程のような回答に分かれたんです。
この5人のエネルギーバランスはこんな感じ。
Aさん:比肩が強い
Bさん:食神が強い
Cさん:財が強い
Dさん:官が強い
Eさん:印綬が強い
実は、命式の特徴が顕著に出てきているんです。
Aさん・Eさんのように比肩や食神が強い人は、基本的に「自分」が強いため、比較的芯を持ちやすいタイプです。ただ、それが紙一重で「我(が)」になってしまうことが多かったり、自分に甘くなってしまうタイプが多いです。
一方Bさん、Cさん、Dさんのように食神、財、官が特に強い人は、周りの環境や人に振り回されやすいです。判断基準を自分よりも人や環境に持ってきてしまうんですね。だから、一段と芯がブレてしまいやすくなります。
芯がぶれないようにする、芯を持つには?
では、どのようにしたら芯がぶれにくくなるのでしょうか。やはり、それぞれの性質ごとにその対策方法は異なってきます。
もう一度、六神の図を見てください。
生み出す関係と、弱める関係がありますよね。今回は、弱める関係を利用していきます。
Aさんタイプ(比肩が一番強い。自分ルールで進めてしまうタイプ)
このタイプは、自分をコントロールすることが重要です。(官の要素)
様々な情報を入れることで、比肩以外の要素に意識を向けることが大切です。例えば、自分と正反対の考えの本を読んでみたり、合わないと感じる人の意見も聞いてみるなどを心がけてみてください。
Bさんタイプ(食神が一番強い。目の前のことをすぐ行動に移す・動きたいタイプ)
食神を弱めてくれるのは「印綬」です。つまり。このタイプの人はしっかりと考えることが重要。動き出す前に、なぜその行動をするのか、なぜ必要なのか、その行動は自分の目的に沿っているのか、と自分に問いかけるようにしていきましょう。
Cさんタイプ(財が一番強い。人と比べすぎて、人からどう思われるかを気にしすぎるタイプ)
財を弱めてくれるのは「比肩」です。このタイプは人からどう思われるかを判断基準にしてしまうため、自分の好き嫌いや自分の「こうしたい」がわからなくなっている場合が多いです。
まずは、小さいことでも良いので自分がやりたいことを口に出す、ということが大切。小さいことすら「こうしたい」がわからないと、大きな芯なんて持てないですからね。
こちらのブログも参考になるかも。<自分の好きなこと、やりたいことがわからない!>
Dさんタイプ(官が一番強い。立場や地位を大切にしすぎ、自分よりも周りにあわせてしまうタイプ)
官を弱めてくれるのは「食神」です。このタイプの人は、目の前の今できることに焦点をあて、着実にこなしていくのが良いタイプです。本当にできるのか?というような大きいことを目標にしてしまうと、高確率で芯がぶれます。
官のエネルギーが強い人は「こつこつ継続できる」という大きな強みを持っています。だから、目的と方法が明確になっている「確実にできること」を目標にして進むことで力を発揮し、芯がぶれにくくなります。周りの「できそうな人」「かっこ良く見える人」に惑わされないようにしましょう。
Eさんタイプ(印綬が一番強い。自分の都合の良い方に合わせてしまう)
このタイプは自分に甘くなりやすく、感情に流されやすいです。印綬を弱めるのは「財」。この場合、「財=結果」に判断基準をおくと芯がぶれにくくなります。自分の目的に対して、理想とする結果が得られる方法なのか、自分の都合の良い方に流れていないか、と意識しながら動くと良いですね。
芯はぶれるもの
とはいえ、人間である限り芯は必ず芯はぶれるものです。だから、「また芯がぶれてしまった…」とへこむ必要はありません。
大切なのは
・自分がどこでぶれやすいのかを知っておく
・ぶれた時の対策方法を知っておく
・客観的に見て、ぶれていることを知らせてくれる存在をつくっておく
ということです。
自分がどこで芯がぶれやすいのか知っていれば、意識してぶれにくくすることができます。そして、ぶれてしまった時に、どこでブレてしまったのかを見つけやすく、修正するスピードも速くなります。
そして一番の理想は、客観的に自分のことを見てくれて、ブレた時に知らせてくれる人を身近においておくことです。
本当にトップレベルの人たちは、側近に客観的に見て修正してくれる人をおいています。
歴史上の人物でいうと、豊臣秀吉に仕えた黒田官兵衛などが代表的です。風水師も、そんな存在に近いですね。
私たちのやっている和風水プログラムも、通ってくれている人たちを客観的にみて、ブレていれば修正していくというのが、大きな役割の一つです。
自分の芯を正しくもつために学びつつ、ぶれた時は「ぶれてますよ~」って知らせる役。そうすることでその人自身、なぜブレてしまったのかを考えて成長することができますし、何より目標に向かってどんどん進んでいくことができます。
芯をもっていると、何を選択して何を断つのか、その判断が楽になります。
そして、自分が目指している目的・目標に向かって、確実に向かっていくことができます。ぜひ、あなたの芯は何なのか、どんな時にぶれてしまうのか、考えてみてくださいね^^
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One thought on “芯を持ちたい、芯がぶれる…自分の芯をもつ方法は人によって違います【四柱推命】”
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