結婚をすることが決まったら、次は式や入籍日をいつにするかを決めていきますよね。忙しいけれどワクワクする期間ではないでしょうか。
この、結婚式や入籍日、親への挨拶、結納などの日取りを決める時に、あなたはどうやって決めますか?
大安、語呂の良い日、記念の日、休日など、いろいろな基準があるかと思います。
でも実は、結婚関係の行事には使っては行けない日があるんです。また、ぜひ使ったほうが良い日もあります。
大安を使う人が多いですが、大安には実は落とし穴があるんです。
一生に一度の素敵な日。
トラブルなく進めるため、その後の素敵な結婚生活をスタートさせるためにも、ぜひ四柱推命や「日選び」の技術を活用してほしいと思います。
目次
大まかな日取りは四柱推命を活用
まず、大まかな予定の決め方について。入籍は今年なのか、来年なのか、その中でも何月が良いのか…。
これを決めていくには、2人の四柱推命の命式を見ていく必要があります。
それぞれの「良い時期、良くない時期」がありますので、できるだけ2人ともが良い時期に結婚することをおすすめします。
四柱推命では、いくつかの運の流れがあります。
・大運といって、10年間ひとくくりで見る運
・毎年の一年ごとの運
・毎月の一月ごとの運
このあたりが、意識しやすい運の流れです。
この全てにおいて2人の良い時期が一致するなんてことはまずないので、まず年と月の運でみていきましょう。
まわってくる時間、日、年は、五行(木・火・土・金・水)のいずれかのエネルギーを強めてくれます。あなたと彼にとって、どの五行が良いのかを把握して、その五行が強まる時期を選びたいですね。
例えば
今年と来年であればどちらが良いのか、
その中でも何月が良いのか。
月の方は、一年の中で必ず5つがまわってくるので、選びやすいですね。
ちなみに2020年は庚子という年で、前半は金、後半は水のエネルギーが強まる年。2021年は辛丑という年で、前半は金、後半は土のエネルギーが強まるという時期。
そして、毎月の強まるエネルギーを見ていくと
1月(丑):土
2月(寅):木
3月(卯):木
4月(辰):土
5月(巳):火
6月(午):火
7月(未):土
8月(申):金
9月(酉):金
10月(戌):土
11月(亥):水
12月(子):水
というふうになっています。
もちろん仕事の関係で忙しい月などは避けたいだろうし、結婚するなら少しでも早く…などの気持ちがあるかもしれませんね。
でも、運が上がっていく人たちって、しっかりと運の流れをうまく活用して自分たちの都合や感情に流されないように舵取りをしています。
細かい日取りを決めるには、「擇日」を活用
・大安は良い日とは限らない!
大安に結婚式を上げたいという人、けっこう多いですよね。
実際に式場も大安は人気で混み合ったり、値引きがなかったりするようです。
ただ、擇日という日選びの技術を使う伝統風水では、実は大安は全く気にしていません。
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口は、日本で最も有名と言える六曜という暦です。
結婚や入籍に大安を選ぶと縁起が良いと信じられていて、特に親や祖父母世代の方は気にする方も多いのではないでしょうか。
ですが、歴史を紐解くと、七曜(月、火、水、木、金、土、日)と同じように使われていたと言います。
Wikipediaより引用
六曜は「先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口」の順で繰り返すが、旧暦の毎月1日の六曜は以下のように固定されている。閏月は前の月と同じになる。
1月・7月 先勝
2月・8月 友引
3月・9月 先負
4月・10月 仏滅
5月・11月 大安
6月・12月 赤口
よって、旧暦では月日により六曜が決まることになる。定義としては、旧暦の月の数字と旧暦の日の数字の和が6の倍数であれば大安となる。しかし、新暦のカレンダーの上では、規則正しく循環していたものがある日突然途切れたり、同一の日の六曜が年によって、月によって相違していたりする。旧暦と新暦(太陽暦)が対応しないことが六曜に神秘性を与え、冠婚葬祭で六曜を気にかける一つの要因になっているといわれている
つまり、何となく良さそうというだけ。
伝統風水では、六曜を全く使いません。
伝統風水で使うのは「擇日」という日選びの技術。月の動きや太陽の動き、星の動きを基準とした暦があり、それらを使っていきます。
天体から、人間はけっこう大きな影響えを受けているんです。
人生の一大イベントである結婚。せっかくなら「縁起」ではなく本当に影響のある「日選び」をしてみませんか?
また、大安の落とし穴というのは、次に紹介する月破大耗という日と被っている場合。
ただの大安であれば特に害はないのですが、この月破大耗などの悪い日と重なっていると、良い日だと思って選んでいるのに最悪な日だった…ということが起こりえます。
これを知らないとけっこう怖いんです!
・擇日で決して選んではいけない日
まず、結婚のための行事(式の打ち合わせ、結納、式、入籍、挨拶など)をする際に、この日だけは選ばないでください!という日があります。それが
月破大耗。
この日は基本的に何をするのもよくない凶日です。
月破の日は判断が狂ってしまったり、忘れ物やケアレスミス、事故や電車の遅延、様々なトラブルが多くなる日です。
入籍や親への挨拶となると、その後の人生に大きく影響することですし、式も滞りなく進めたいですよね。
月破大耗は擇日の中でも影響力の強い凶日ですので、絶対に月破は避けてくださいね。
毎月の月破は石羅のLINE@でお知らせしています。前もって知りたいという場合は、「通書」に一年分書いてあります。通書が気になる方はLINE@からお問い合わせください^^
こちらが通書↓。
その他にも、避けるべき日として
月殺
月建
歳破
月忌日
横天朱雀
天乙絶氣
五離
日月触…
など、結婚関連にはたくさんの避けるべき日があります。
何から何までこれら全てを考慮するのは難しいかもしれませんが、重要なポイントは是非おさえておきたいですね。
・擇日で結婚関連に良い日
一番おすすめなのは
天赦(てんしゃ)
という日。基本的にあらゆることに良い日とされています。結婚式、入籍などには最適です。ただ年に数回しかありません。しっかりとチェックをして、ぜひ活用したいですね。
その他にも
天徳
天道
月徳
天徳合
歳徳
歳徳合
月恩
六合
季分…
など、結婚に良いとされる日も古典にはたくさん紹介されています。昔の人にとっても、それだけ重要で、日にちを厳選すべき日だったということですね!
ただ、風水・四柱推命での考え方は「趨吉避凶」。凶を避け続けることで必然的に吉へ向かうということです。陰陽で考えても、陰=凶の方が影響力が大きいです。
つまり、吉の日を選ぶよりも凶日を避けることのほうが何十倍も重要なんです。最低限、良くない日はおさえておきたいですね。その上で余裕があれば、ぜひ良い日を選んでみましょう♪
毎年、年明けに通書を販売していますので、来年結婚を考えているという方は、一冊持っておいて損はないと思います。
自分にとって良くない日をみる方法
これまでご紹介したのは、擇日という「日選び」の技術なので、基本的に全員に共通するものです。次は、四柱推命で個々にとって避けたほうが良い日をご紹介します。
①生まれ年と大歳、冲になる日は避ける
毎年、干支が変わっていくように、実は日でも毎日干支が割り振られています。
ちなみに今日は2019年10月12日ですが己亥年/甲戌月/壬午日です。つまり、午(うま)の日。この毎日変わっていく干支に対して、自分にとって良くない日を見つける方法をご紹介します。
(1) 自分の干支(生まれ年)を確認
(2)大歳、冲(反大歳とも)となる日を探す
大歳とは…自分の干支と同じ干支
冲とは…自分の干支と正反対の位置にある干支
自分の生まれ年の干支および、 下の図でその正反対の位置にある干支があなたにとって良くない干支。(例:辰年の人は、辰と戌が良くありません。)
これらのつく「日」はもちろん、年、大運もよくありません。(つまり、年男、年女は良くないってことです)
(3)インターネット万年暦で調べたい年と月を入力し、調べたい日の干支をチェック。
このようにして、自分にとっての良くない日を調べ、結婚式や入籍にはできるだけ使わないようにしましょう。
②生まれた日の干支と大歳、冲になる日は避ける
考え方は、①の生まれた年の干支と大歳、冲になる日は避けるというのと同じです。年だけではなく、日で見ておくことも重要。手順もほぼ同じですが、まず自分の生まれた日の干支を調べるところから始まります。
(1)【インターネット万年暦】に、あなたの生まれた年と、月を入力してください。
(2)すると、あなたが生まれた月の暦が出てきます。あなたが生まれた日にちを探し、曜日の横に書いている「干支(かんし)」をチェックしてください。
(3)2つの漢字が書いてありますね。その2文字目をみてください。
(4)その漢字、およびその漢字と正反対の位置にある干支があなたにとって良くない干支です。
(5)同じくインターネット万年暦で調べたい年と月を入力し、調べたい日の干支をチェック。
このようにして、自分にとっての良くない日を調べ、結婚式や入籍にはできるだけ使わないようにしましょう。
結婚式・入籍の日取りのまとめ
いかがでしたでしょうか。今日は、
・四柱推命からみる大まかな時期の選び方
・擇日からみる選んではいけない日
・擇日からみるおすすめの日
・四柱推命からみる選んではいけない日の調べ方
をご紹介してきました。
結婚はゴールではなく、人生の大きな転機ともなる大切な出来事。
「なんとなく良いと言われているから」というだけで大安に惑わされず、ぜひ悪い日を避けて、良い日を選べるように計画的に日選びをしていきましょう!
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One thought on “【結婚式・入籍の日取り】大安は良い!?本当に良い日取りを選ぼう”
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