「認められたい、褒められたい、すごいって言われたい。」
承認欲求は人間にとって必要ではありますが、強すぎると苦しいですよね。
私もとっても承認欲求が強くて、 私の原動力はいつだってこんな感情でした。
承認欲求があまりにも強すぎる人はどんな特徴があって、どうしてそうなってしまうのか、そして、どう改善していけば良いのか。
四柱推命の知識、心理学の知識、そして私の実体験に基づいてお話していきます。
目次
承認欲求はなくした方が良い?
承認欲求とは、簡単にいうと「認められたい」という欲求のことですよね。
ただ、認められたい!という願望が強いほど、苦しいもの。
これはなくせるものなのでしょうか。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、人間は5つの根源的な欲求を持っていて、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」としています。
このうちの一つが「承認欲求」なんです。
つまり、人間にとって「なくてはならない欲求」だということ。
この承認欲求があるから、人間は成長します。
ですが、苦しくなるほど「強すぎる」のが問題。
では、どんな人が承認欲求が強くなりすぎるのか、その特徴を見ていきましょう。
承認欲求の強い人の特徴
承認欲求が強い人には、大きく分けて2種類のタイプがあります。
それは四柱推命の「印綬」というエネルギーが強過ぎるか、弱過ぎるか。
これが、「六神(りくしん)」を表した図です。
人間は生まれ持って、このどこかにエネルギーを持っています。
バランス良く持っている人もいれば、偏っている人もいます。
このエネルギーのバランスは、強すぎても弱すぎても不具合を生じやすいんです。
この「印綬」というエネルギーが、どのように「認められたい」願望に関わっているのでしょうか。
①印綬が強すぎる
印綬のエネルギーが強い人は、基本的に「甘えた」な人が多いです。
また、印綬は「自分を生み出してくれるエネルギー」なので、印綬が強い人は「人に生み出してもらおう」という気持ちが強いんです。
つまり
誰かに満たしてほしい
認められたい
自信をつけてほしい
後押ししてほしい
といった感情が強いタイプ。
いわゆる「かまってちゃん」になりやすいタイプです。
人に依存しやすいタイプで、決断も誰かの後押しがほしい、心も誰かに満たしてほしい、人からの良い評価で自分を満たそう、としてしまうんですね。
また、印綬が強いということは、それが生み出す「比肩」つまり自分自身の「我」も強いタイプなので、
・周囲の気をひくような発言・行動をする
・自分の話が多い
・アピール、自慢話をする
など、割と積極的な特徴があります。
②印綬が弱められている
逆にこの印綬のエネルギーが弱すぎる場合。
これもまた、承認欲求が変に暴走してしまうことがあります。
(私はこのタイプ)
私の場合は、もともと印綬が弱い上に、とても強力な財のエネルギーによって、さらに弱められています。
印綬が弱いので、印綬が強いタイプのように「明らかに人に甘える」ということは苦手です。
ただ、人に依存してしまう、というところは似る傾向があります。
例えば、
・人と比べることで嫉妬心が強く、劣等感を覚えやすい
・人からの評価がめちゃくちゃ気になる
・周囲の反応や人の目を常に気にかけている
・気に入られるように話を盛ったり誤魔化してしまう
など。
これらは、全部「自分がどうか」ではなくて「他人基準」ですよね。
こちらのタイプの人は、「自分に自信がない、自己肯定感が低い」という、ちょっとおとなしめな人が多いのが特徴です。
認められたいから一生懸命アピールしたいけれど、なかなか出来なくてモヤモヤし、更に承認欲求をこじらせる、という人も多いです。
強すぎる承認欲求はどうすれば良い?
基本的には「自分に自信をつける」ということが大切です。ただ、その方法がタイプによって少し違ってきます。
①「印綬」が強いタイプの人。
このタイプの人が自信を付けるには、四柱推命的にいうと、『食神』『財』『官』のエネルギーを循環させることが大切です。
具体的にいうと
仕事や趣味など、自分自身が行動することで(食神)
↓
結果を出す(財)※財は「お金」だけでなく「結果全般」を指します。
↓
社会的地位を上げる(官)※周りから信頼を得る
これを意識してみてください。
これを意識して行動することで少しずつ自信がつき、やがて「認められたい!」という異常な執着心は薄れていくはず。
②「印綬」が弱いタイプの人。
次は、印綬が弱い人。
このタイプの人が自信をつけるには、「自分自身のエネルギーを高める」ということが重要です。
そのために有効なことは
・自己成長に繋がる勉強をする、スキルをつける
・「自分がどう感じるか」で選ぶ、決める練習をする
・自分が本当に満たされることをする
・他人と比べすぎない
といったことです。
いつも人に合わせてしまう人が多いこのタイプ。
何を食べるか、友達とどこへ行くか、休日に何をするか、というちょっとしたことでも、「自分の気持ち・考え」を優先させる練習をしてみましょう。
そうすることで、少しずつ自分の「芯」が作られ、やがて自信に繋がります。
また、自分のスキルや知識を高めることも、このタイプの人が自信をつけるには特に有効です。
また、他人と比べることは時に必要ですが、「過ぎる」と苦しいもの。
普段から比べすぎて「あの人より優れなきゃ認めてもらえない」「勝たなきゃ価値がない」と思ってしまいがちな人は、人を見るのをやめて、自分の成長や自分自身の満足感に集中するようにしてみましょう。
私の承認欲求max時代
会社員だったころ、確か入社して3年目。
私はあるシステムの組み立て・調整を任されていました。
もともと若手が少なめの中小企業ということもあり、私がやっている仕事は、私にしかできない仕事でした。
女性で、技術職で、客先との対応もやって。
この会社では私にしかできない仕事。
任されてる。評価されてる。そんな誇りがありました。
私にしかできない仕事だから、トラブルがあった半年間ほどは、毎週土日に一人で客先に行き、平日も朝から晩まで客先で一人で格闘し、客先の社長に一人で怒られて…
そんな状況で一年以上過ごしても、「私にしかできない」「頼られてる」。
そう思うと頑張れました。
実際に、周りからも
「遅くまで頑張ってるね」
「あのお客さん相手によくやるね」
「あんな細かいややこしい仕事、すごいね」
そんなふうに言ってもらっていました。
承認欲求が周りから満たされているから、頑張れていたんですね。
そこに、後輩が入社してきます。
私は理系とはいえ、会社で使う技術の知識は、全くゼロからのスタート。
それに比べて、後輩は大学院までいって、その知識も豊富。
私が担当していたのと同じような仕事を、入社した年には任されるようになりました。
その頃からです。
それまでの私の承認欲求が暴れだしたのは。
今から客観的に見れば、別に私が否定されたわけでも、優劣がつけられたわけでもない。
でも、「私の仕事を奪われた気がする」「私だけができる仕事をとられた気がする」「自分よりも後輩のほうが一目置かれてる気がする、認められてる気がする」。
もっと期待されたい
もっと頑張りを認めてほしい
もっと褒めてほしい
そんな承認欲求が、むくむくと最大限に膨れ上がり、毎日イライラしたり、悲しかったり。
その後、私の仕事が一段落した後に、私は技術の現場仕事から、商品企画の仕事に異動になりました。
本当のところは、「今までの経験を活かして更に上の仕事をやってほしい」という意味の異動。
でも当時の私にとっては「周りからの評価が全て」だったため、
後輩に自分の仕事や地位を奪われた
自分は役立たずだったからだ
自分は仕事ができなかったからだ
自分はこの仕事で認められなかったんだ
そんなふうに思い、さらに自分を認められなくなりました。
これはほんの一例で、似たようなことが、いろんな所でありました。
人に認められることでしか、自分に価値を見いだせなかった
その頃の私は、自分のやっていることに対する評価を人からの評価でしか見ることができなかったんです。
人に認められることでしか、自分を評価できない
人に認められないと、自分には価値がない
それって、とても苦しいこと。
認められたら良いけれど、人生そんなことばかりじゃない。
認めてくれていたとしても、態度や言葉として現さない時もある。
勝ち続けることは、常に気を張っていなければいけない。
自分の価値を人に預ける、それって、何か違いますよね。
人から表立って認められない限り、どんなに頑張っても満たされない。
それって苦しいですよね。
最後に
私と同じように、人から認められることでしか自分を認められない。承認欲求が強くて苦しい!なんとかしたい。
そんな人は、まず、そんな自分を受け止めてください。
そして、どうして承認欲求が強くなっているのか、自分のタイプを把握しましょう。
そして、自分にあった方法で自信をつけていく。
そして、同時に「自分の長所」も探してみてください。
絶対、自分の中に素敵な部分、長所や得意なことがあります。
私は以前は、「自分に強みなんてない」「悪いところならいくらでも挙げられる」という感じでした。
ですが、四柱推命鑑定を受け、和風水で学んでいく中で自分のことを深く知り、これを見つけていくことができました。
それを知ることができて、とても楽になりました。
私には私の活かし方があるんだ。
私ならではの良さも、ちゃんとあるんだって。
そして、自分の目標、頑張りたいことを見つけてください。
自分発信の、本当に頑張れるものがある時って、あまり周りを気にしないものです。
自分との闘いだから。
そして、自分の目標に対して進んでいたら、自分で自分を褒めてあげてください。 自分を認めてあげてください。
他人に認めてもらうことは自分の範疇ではないけれど、 自分で自分を認めることは、自分の意識次第です。
今承認欲求が強すぎて、苦しい人。
焦らなくても大丈夫。
少しずつでも良いので、自分と向き合って、試してみてくださいね。
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